レバンガ 佐古HCとの契約を解除
小野寺アシスタントコーチが宇都宮戦から代行
レバンガ北海道は7日、佐古賢一ヘッドコーチ(HC)と双方合意の上、契約を解除すると発表した。2月11日の宇都宮ブレックス戦からは小野寺龍太郎アシスタントコーチ(AC)がHC代行としてチームの指揮を執る。
佐古HC「クラブの力になることができなかった」
佐古HCはクラブを通じ、「このたび、レバンガ北海道のヘッドコーチを退任することとなりました。これまで支えてくださったファン・ブースターの皆さま、関わる皆さまにとって、クラブの力になることができなかったことが唯一の心残りです。チームには勝ちたいという強い気持ちをもった選手たちがいる中、自分が結果に導くことができなかったことを大変申し訳なく思っています。就任してからここまで本当に多くの応援をいただきながら、その応援に報いることができずに心よりお詫び申し上げます。今シーズンまだ試合が残っていますが、ファン・ブースターの皆さまには、ぜひチームへよりいっそうの応援を、最後にお願いさせていただきたいと思います。今後またいつかどこかで皆さまにお会いすることもあるかもしれませんが、その時はぜひ声をかけてくださると嬉しいです。これまで本当にありがとうございました」とコメントした。
折茂社長 降格圏内の現状を変えるべく決断 今季の目標は「B1残留」に修正
折茂武彦社長は「このたび、シーズン途中ではありますが、佐古賢一ヘッドコーチと双方合意のもと契約を解除することとなりました。皆様には多大なご心配をおかけするとともに、今季掲げてきたチャンピオンシップ出場に関して、ここまで8勝28敗と大きく負け越している現状に心よりお詫び申し上げます。佐古賢一氏には、2021-22シーズンからチームの指揮をお願いし、1年目はチームの土台を創り、2年目である今季は勝負にこだわり、結果にこだわる采配をお願いしてきましたが、結果が伴わず降格圏内に位置している現状を変えるべく、今回の契約解除の決断に至りました。予算の上でも過去最高の補強をし、大きな期待を背負って臨んだシーズンではありましたが、現状を考えると今シーズンの目標であったCS出場は非常に厳しい状況であると言わざるを得ず、まずは目の前の1試合に全力で挑み、クラブが今後果たすべき役割のためにB1残留を勝ち取ることが残り24試合を戦う上で最も大事なことであるという共通認識を持つため、今季の目標をB1残留とすることを判断いたしました。当初の目標を果たせぬまま、目標を修正することとなったこと、大変申し訳ございません。ファン・ブースターの皆様をはじめ、ステークホルダーの皆様方には期待を裏切る結果が続いており、大変申し訳なく思っておりますが、どんな時でも変わらず応援くださる皆様のためにも結果にこだわった試合をお見せできるよう、クラブ一丸となってチームを立て直してまいります。小野寺龍太郎HC代行は、これまでもチームの戦術戦略やスカウティングにおいて役割を果たしてくれていましたが、試合の指揮を含め、一貫して進めることで、より深い理解を選手に与え、遂行度の高いチームを築いてくれることを期待しています」などとコメントした。
また、代行を務める小野寺ACは、「レバンガ北海道を応援してくださる皆様に勝利という結果をお届けできるよう、選手、スタッフと共に取り組んで参ります。引き続き、レバンガ北海道へのご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます」とコメントしている。