目指せ超人・万波!OB糸井氏の期待に「スターに割って入りたい」
走攻守揃った屈指の外野手「超かっこいい。なれたら最高」
次代の超人は俺だ! 日本ハムの万波中正外野手(22)が8日、沖縄・名護で行われている春季キャンプで球団OBの糸井嘉男氏(41、阪神スペシャルアンバサダー)と対面。「みんなで挨拶をして、でっかいなぁと思いました。小さい頃から見ていた大スターです。やっぱり本物を見たらかっこいい」と、憧れの存在を目の前に興奮を隠しきれない様子だった。
糸井氏は驚異の身体能力を武器に日本ハム、オリックス、阪神で活躍。投手としてプロの世界に足を踏み入れ、野手に転向して才能を開花させた。14年に首位打者、16年には盗塁王を獲得。抜群の実績とユーモアたっぷりなキャラクターで「超人」の異名を取った。走攻守3拍子揃った球界屈指の外野手は、万波にとって理想のプレーヤーだ。
「超かっこいい。もう純粋に憧れます。ずっと3割打って、盗塁王も首位打者も取って、守備もうまい。なれるものなら、ああなりたい。なれたら最高ですよね」
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気になる選手に名前挙がり「ありがたい、うれしい」
後継者に名乗りを上げた万波は、元祖・超人からも一目置かれる存在だ。取材に応じた糸井氏は、気になる選手を問われると「めっちゃおる。糸井、万波、糸井、ジェームス(野村)。清宮くんも。外野手を主に見ましたけど今川くんもいい角度を持った打撃をするし、江越だっていい。みんな素晴らしい。あとは結果を出すだけです」と、若手選手と自らの名を列挙し期待を口にした。
真っ先に名前が挙がったことを伝え聞いた万波は、「ありがたいですね。うれしいです。超人って糸井さんとか柳田さんとか、スターな外野手の人しか言われていないイメージがある。割って入りたい」と、ウキウキな表情。「今やっている地道なことをコツコツと続けて頑張りたい」と、超人からの言葉を受けて心を奮い立たせた。
実戦でアピール中「試合でどれだけアジャストできるか」
目の前の目標はレギュラー獲得。5日の紅白戦ではバックスクリーン直撃の本塁打を放つなど、首脳陣への猛アピールに成功した。9日は今季初の対外試合・サムスン(韓国)戦が予定されている。「確率良くフェアゾーンに速い打球を飛ばすというのが今季の大きなテーマ。練習の段階では精度が上がっている。試合でどれだけアジャストできるかが大事。結果も欲しいけど、まずはそういうところを頑張りたい」。超人と呼ばれる日まで、小さな努力を一つずつ積み重ねる。