Vリーグ
首位ヴォレアス3カ月ぶり2敗目… サフィルヴァに初黒星 佐々木主将「普通に強かった」
■Vリーグ男子2部 ヴォレアス北海道1ー3サフィルヴァ北海道(11日、札幌・北ガスアリーナ札幌46)
昨年11月つくば戦以来の黒星
「普通に強かった」。試合後、佐々木博秋主将(28)は開口一番に言い切った。ここまで公式戦負けなしの相手だったが、サフィルヴァの強さを認めるしかなかった。第1セットを25―16で先取するも、3セット連続で落とし2022年11月19日つくば戦以来となる2敗目を喫した。
クライン監督「2週間前とはかけ離れたレベルだった」
向かってくるテンションが、他のチームとは違った。エド・クライン監督(41)は「2週間前とはかけ離れたレベルだった。うちだけがサフィルヴァさんがリラックスしてプレッシャーなしで戦える」と普段より力を発揮できる状態であると分析した。
セットを負うごとにスパイクが通らなくなった。セッターの山岸隼(23)が「サフィルヴァのブロックの付き方に後手後手だった」と話したように、得点は張育陞(チャン・ユーシェン、22)に集中。多彩な攻撃を繰り広げられなかったことも敗因の一つとなった。また、MVPに輝いたサフィルヴァのリベロ・前田幸久(22)に幾度もボールを拾われた。同郷の先輩である山岸は「ディグを頑張っていた。トランジションは僕たちの課題。そこでやられてしまった」と素直に称賛した。
「V1のような感覚でプレーできた」
この日は1951人もの観客が足を運んだ。熱戦を演じたクライン監督は「とてもいい雰囲気の中で、とてもいい試合ができた。V1のような感覚でプレーできた」と感謝した。3カ月ぶりの黒星も首位は快走中。この敗戦を糧に、さらなる進化を目指す。