サッカー全般
2023/02/14 18:00

《元赤黒戦士の現在地・DF前貴之》「もう一回、上のカテゴリーで兄弟対決したい」 レノファ山口編

レノファ山口の副キャプテン・前貴之(撮影・工藤友揮)

スクール時代からコンサドーレで育った

 ジュニアサッカースクール時代からコンサドーレ一筋でプレーし、2012年にはトップチームにまで駆け上がったDF前貴之(29)。途中、カターレ富山への期限付き移籍を挟みながら16年まで札幌でプレーした。17年に山口へ移籍すると、横浜M、松本を経て、22年8月に再び山口へ。今シーズンからはレノファ山口の副キャプテンを務めることになった。

 「しゃべったり、盛り上げることはあまり得意ではないので、試合中や練習中にサッカーに対してのアプローチといった役割を、しっかりとこなしていきたい。必要となれば怒ったりという役割も大事だと思うので、チームが勝つためにはそういうところもやっていきたい」と大役に意気込んでいる。

 札幌市出身で、同郷のチームメートMF山瀬功治(41)のプレーを少年時代から見ていた。かつてのイメージについて「ドリブルのキレがすごくて、自分でゴリゴリ行って、自分で点を取るみたいな。しかも地元出身で10番を着けていたので、僕の頭の中で印象はすごく残っています」。その山瀬と昨年途中からチームメートになった。「すごい経歴を持っているし、すごいプレーヤーですけど。それ以外にも練習前や練習後のケアだったりとか、自主練習でこれだけ練習するからこそ、この年までできていることを学ばせてもらっていて、僕にとってすごい大きい存在ですね」。プロとしての姿勢を大ベテランの立ち居振る舞いから学んでいる。

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