ファイターズ
2年目右腕の畔柳 熱投ブルペン120球! エース上沢に〝密着〟も
エース右腕の投球に感銘 「力感がないのにあれだけのボールを投げられる」
上沢流で制球力向上だ! 日本ハムの畔柳亨丞投手(19)が12日、チームが沖縄・金武で練習試合を行う中、1軍春季キャンプ地の名護に残留してブルペン入りした。約120球を熱投しつつ、同時に投球練習を行っていたチームメートの上沢直之投手(29)をじっくり観察。コースの狙い方などを質問し、先輩右腕の考え方を吸収した。
名護のブルペンが最高の教室になった。畔柳は〝上沢先生〟の投球を真横で見て大きな刺激を受けた。「一言で言えば、単純にすごい。力感がないのに、あれだけのボールを投げられる。良いところを取り入れようという気持ちで、ずっとそばで見ていた。観察したことを自分に落とし込んでいきたい」。残留練習で得た貴重な経験を成長につなげるつもりだ。
直接アドバイスの上沢も期待 「真っすぐが強い」
課題の制球力を高めるため、ランニング中には「コースってどうやって狙いますか?」と直接質問。「真ん中は誰でも投げやすいけど、上沢さんは真ん中に投げる意識でアウトコースやインコースも同じ体の使い方をすると話していた」と納得の回答をもらった。チームを引っ張る大黒柱の言葉だけに、説得力は抜群。「考え方を変えるだけでも楽になる。アウトコースに投げようと思って手だけで操作してしまうと、手先だけになってコントロールしづらくなる。すごい良いアドバイスをもらいました」と感謝した。