札幌新加入のDF馬場晴也「全試合出場」の目標へ 残り1週間猛アピールだ
■コンサドーレ熊本キャンプ(14日、大津町運動公園球技場)
オフ明けとなったキャンプ6日目は午前練習を実施。ピッチ全面を使ったパスをつないでのシュート練習や、7人を3チームに分けてのポゼッション練習などを行った。キックオフカンファレンスの出席のため、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)不在の中だったが、選手たちは高い意識を持って約2時間のトレーニングを消化した。
パリ五輪目指す新加入DF
DF馬場晴也(21)にとって初挑戦となるJ1の開幕が近づいてきた。来年のパリ五輪を目指す新加入DFが、開幕戦に向けてその心境を語った。1月11日に沖縄での一次キャンプを開始してから1カ月以上が経過。自身初の長期キャンプの日々を「長いなという感じが自分の中で一番あります。戦術を覚えつつ、コンディションと頭の中を徐々に上げてはきています」と、札幌のスタイルを着実に自身の中に落とし込みつつある。
11日の熊本との一戦で手痛い大敗を喫するなど、公開された練習試合で勝利は無かったが、「結果のところでやっぱり満足できていないし、自分を含めチーム全体で最後の突き詰めをこの1週間でやれればいいかなと思います」と、課題をチーム全員で克服して、広島との開幕戦に挑む。
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熊本戦は右CBで出場
熊本との練習試合は右CBとしてプレーした。「ポジショニングで前半は結構高い位置を取っていた印象があって。それを言ってくれる選手が多いし、試合後も映像を見てもっとこういうところに立てれば良かったなというのは整理できたので。次に右CBで出る場合は、熊本戦以上のパフォーマンスは出せると思っています」と解決法をつかむことができたようだ。
練習では右CBのほかにボランチでも起用されている。「ボランチだとボールに触れる回数が多いので、その方が持ち味を出せるかなとは思ってはいます。(右CBと)どちらの状況でも監督から求められるものを出すのが選手だと思うので、こだわりは特にないです」と、勝利のため監督から与えられた使命を全うする。
2年連続開幕スタメン出場中
J2東京V在籍時は21、22年と2年続けて開幕スタメンとして出場。J1札幌に加入した今年も3年連続となる開幕スタメンを狙っている。開幕戦について「もちろん勝つことが全てだと思うので、そこに対して自分の持ち味である攻撃の部分もそうですし、守備のアグレッシブさ、しぶとさというところを出せればいいかな」と意気込みを見せる。
「札幌にタイトルを、という思いは強くあります。やっぱり試合に出場しないと、そこに対しての貢献も難しいと思うので、全試合出場を目標にプレーできればいいかな」と今季の目標を口にする。全試合出場のためには開幕戦出場は必須。そのメンバー入りのため、最後の1週間で最大限のアピールを行う。