２月１４日の練習後。人気者の吉田輝星投手（２２）にバレンタインデーにまつわる思い出を聞いた。

　出だしから、もらったチョコレートの数が別格だった。「２０個くらいですかね。（プロ入り前の）最多は。中学生のときは毎年、それくらいもらっていました」。まだ甲子園に出る前。鼻にかけるわけではなく、サラリと言うところが男前だ。

　ただ、当時の行動で後悔していることもあるそう。「チョコ好きなので全部食べるんですけど、もらいすぎて、誰から受け取ったのか、分からなくなった。めっちゃおいしいけど、この袋、誰からもらったっけ？みたいな。しっかり確認すべきでした」と、申し訳なさそうに振り返った。

　甲子園で金農旋風を巻き起こし、ドラフト１位で入団。１年目のキャンプでは宿舎に段ボール数箱分のチョコレートが届いたという。投手としての高い能力に加え、人懐っこい性格、笑顔も魅力的な吉田。取材していても、モテるスターの条件を兼ね備えているとあらためて感じた。