新外国人マルティネス 捕手登録も打撃の持ち味生かし役割全うする
キューバ代表として沖縄・名護で練習し、加入後初めて取材対応
どこでも守るぜ! 日本ハムの新外国人アリエル・マルティネス捕手(26)が15日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表として沖縄・名護で練習を行い、加入後初めて取材に応じた。登録は捕手だが、「もちろんコーチに言われたポジションを全うしたい」と一塁や外野、DHでの出場も想定済み。持ち味の打力を生かし、チームの優勝に貢献する。
「パリーグはDHがある分、出場機会の幅が広がる」
新助っ人が、春季キャンプ地の名護に初めて現れた。この日はキューバ代表のユニホームを着ていたが、日本ハムでのプレーをすでにイメージしている。前所属の中日はセ・リーグだったことを踏まえ「パリーグはDHがある分、出場機会の幅が広がるので、そこを楽しみにしている。自分が考えているのはDHだったり、ファーストだったり、外野手。もしコーチが望むのであれば、キャッチャーでも出たい」。守備位置にこだわらず、新庄監督の求める役割をこなすつもりだ。
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2月17日に日本ハムと練習試合 両チームへ絶好のアピールチャンス
同代表は2月17日、日本ハムと練習試合(名護)を行う。マルティネスにとっては、両チームへの絶好のアピールチャンスだ。「今年、キューバ代表として日本での初めての試合なので、その機会をまず大切にしたい。今まで準備してきたことを発揮するということを第一に考えています」と意気込んだ。
初出場のWBCに「チームに貢献できるレベルに仕上げられている」
WBCは今回が初出場となる。世界一奪取へ向け、この日は元ソフトバンクのデスパイネらとともに、入念に汗を流した。「打撃練習を重点的にやりました。あとはバント練習をちょっとして、そのあとは守備練習をしました。コンディションは最高です。チームに貢献できるレベルに仕上げられています」。ライバルとなる日本については「世界でアメリカ、ドミニカ共和国に並ぶトップ3に入るチーム。エラーの数も少ないので、チャンスを見つけるのが大変」と称賛し、オリックス・山本由伸、ロッテ・佐々木朗希らを名指しで警戒した。
世界との戦いで得た経験を新チームに還元する。「目標は日本ハムが優勝すること。個人では本塁打と打点で周りの選手と比べて抜け出るように頑張りたいです」。WBCを経てひと回り大きくなった期待の主砲候補が、新球場元年の命運を握っている。