コンサドーレ
3度目の正直で開幕戦勝利だ! ミシャ「とにかく一丸となって全力で戦うだけ」広島には2度苦杯
■コンサドーレ熊本キャンプ(17日、大津町運動公園球技場)
開幕前最後の練習は午前のみで11対11やセットプレーなどを行い、チームは熊本から決戦の地である広島へ向かった。
決して万全とは言えないチーム状態 練習試合も「出来があまり良くない試合が続いた」
北海道コンサドーレ札幌6年目のシーズン開幕を迎えるミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)は、最後の練習を終えて現在の心境を語った。決して万全の態勢とは言えないチーム状態だが、一丸となって乗り越え、2021年以来2年ぶりの開幕白星をつかみ取る。
1月11日、沖縄で一次キャンプをスタートさせた。長期離脱中のMF駒井善成(30)、深井一希(27)を除く全選手が初日のメニューを消化し、幸先の良いスタートを切ったかに思われた。しかし、中盤に差し掛かった頃から離脱者が相次いだ。「キャンプ途中にインフルエンザがチーム内で流行って、それに加えてケガ人も出た中で、なかなか思うように計画してきたメニューを消化しきれなかった」。プレシーズン中に公開した練習試合では、主力組だけのゲームをカウントしても未勝利に終わった。「唯一、名古屋との練習試合(2月4日)では、J1レベルの試合ができたが、それ以外では、なかなかチームの出来があまり良くない試合が続いた」と指揮官の言葉のトーンも上がらなかった。
「サッカーなので、毎回毎回、自分たちが思ったような形で進めることはできない」
Jリーグで監督を続けて18年目。百戦錬磨の指揮官は、選手たちの力を最後まで信じている。「選手たちはここまで、自分たちのやるべきことをしっかりとやってくれた。サッカーなので、毎回毎回、自分たちが思ったような形で進めることはできない。とにかく自分たちのやるべきことを試合の中でやっていくだけ」。どのようなタクトを振るい、それに選手がどう応えるか-。チームが100%ではない中で、どう今年のミシャサッカーを表現していくのかにも注目だ。