《SHINJOの信条》やっぱりピッチャーのフォアボールっていうのは命取りになる
■練習試合 キューバ2ー11日本ハム(17日、沖縄・タピックスタジアム名護)
―12安打11得点で大勝した
「キューバが10安打、ウチが12安打。で、こんだけスコアが開いた。ポイントはフォアボール。キューバが出したのは9個かな?ウチが1個。そこの差でこの点数の開きが出たと思うので、やっぱりピッチャーのフォアボールっていうのは命取りになるなという試合でした」
―二回は重盗で先制した
「まあ、まあね。あれはアリエルの肩もちょっと見たくて。チームメートになる。そういうところも見て。でも思ったよりキャッチングもうまいし、スローイングも良いなって思わせてくれました。うん」
―序盤には一死三塁でエンドランのサインも。お話しできる範囲で
「お話できる範囲がないです。ハハハ」
―吉田が好投した
「いやぁ、良かったです。まあ、ちょいちょい横振りというか、縦振りじゃないストレートがあった。そこでストライクゾーンに行ってガバーンと打たれるのがもったいないかなって。あと畔柳君に関してはランナーを背負った時の足と手のバランスが合ってなくて、ボールが高めに浮く。あれを見ると、ちょっと不安になってくるかな。もっとトップを早くつくって、アウトロー低めにいってもらえたら、こっちも成長したなって感じるところなんですけど」
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―吉田は先発?
「建山コーチが判断している最中だし、きょうの投球を見たら次のチャンスがあるし、そのチャンスをつかむのも自分の力だし。まあ本人は納得してるか、してないか分からないけど。良い結果は出たので、次をつかんでほしいなと思います」
―WBCを戦うキューバに勝った。チームへの影響は
「あれだけフォアボールを出していたら勝つのは当たり前。レギュラーも6人ぐらい来てないという情報も。きょうの1番打者、走りながら最後までボールを見て、しっかりファーストの右側に打つのはうちの打者の参考になる。できるものならやりたいですね。不意を突いた場面で。ちょっと女子ソフトボールを見ているようでしたね」
―ルーキーの奈良間が途中出場で1犠打と二塁打をマークした
「あのね、アウトコースのボールにをこう(右)に流そうとしないところが良い。センター方向にバーンって打ちにいって振り切ったら向こうに飛んで行った。打球が強いでしょ?いやいや、でもねー、去年のこの時期、水野君が良かったもんね。そういうところでもまあ、安心はできないし。使いたいって思わせてくれる選手だし。まあ、あの送りバントはサイン出してないんだけど、決めた。あれだけ打っていて送りバントを出さない。でもね、打っている選手に対して、では今度は小技はどうなんだろうって見たいというのはある。石井君にさっきエンドランを出したんだけど。あとは古川君のスクイズも一発で決めてほしかったな。石井君が打った後の。そしたら相手はガクーンってくるから」
―キューバの走り打ちを参考にするべきは五十幡や上川畑か
「うちには足の遅い選手はあまりいないから。ちょっと面白いかなと。意外と簡単。ボールだったら見逃せばいいし。自分のタイミングで打つより打ちやすいんじゃないかなと。俺もしたことないから分からないけど。左バッターに練習させてもいい。違う国のチームと試合すると本当にアイデアとかもらえる」
―(昨年、右肘を手術した)浅間はもう不安なくやれているか
「どうなんだろ。スローイングに関してはちょっとまだ抑えている感じに見えますけど、打撃は良い感じでやれていると思う。今年は打つだけではレギュラー取れないから。守りの大事さ。野球の8割9割はピッチャーと守り。0点だったら負けないからね、一生」
―KG(加藤豪)の守備は時間がかかる?
「まだでしょ。まだ投げられないし。投げ始めたとしても、そこから2週間くらいかかるんじゃないですか。でも内野は、ちょっと距離が短いから。セカンド、ファースト、どこを守らせるか分からないけど」
―試合前にマルティネスと会話した
「俺のこと知ってる?」って。
―何と答えたか
「『もちろん』。今年は優勝しか狙っていないから力を貸してほしいってことを伝えたら、オフコースって言ってました」
―マルティネスの打撃は
「良かったね。スライダーに対してもライナー性の当たりを打って。やっぱり日本の野球に対して配球とか、捉え方とか、よく知っているだろうし」
―加入後に打順を考え直すか
「もちろん。いつくらいから(チームに)入るんだろ」
―キューバの結果次第では
「どうなんだろ、キューバ…。今のレベルはどうなの?昔はめちゃくちゃ強かったけど。てゆーか(マスクを取って歯を見せ)きのう4本取れた。今から歯医者に行ってきます」