ファイターズ
《荒木大輔のズバリ解投》上原と長谷川の次回に期待 矢沢には優れた対応力
■練習試合 楽天4ー8日本ハム(19日、沖縄・タピックスタジアム名護)
プロは短期決戦ではない 上原に求めるのは「継続」
投打とも見どころ満載の一戦となった。投手では上原が結果を示した。五回から登板し、3回を2安打無失点。六、七回は得点圏に走者を背負ったものの、決定打を封じた。恵まれた体格から投げ下ろす角度のあるボールには威力があり、変化球も多彩だ。
ただ、首脳陣に驚きはなかったはずだ。状態が良い時の上原ならば、このぐらいの結果は当然のこと。彼に求められるのは「継続」に尽きる。私自身、2軍監督を務めていた頃、口を酸っぱくして彼に言ってきた。
プロは短期決戦ではない。年間を通じた結果が求められる。それを安定感とも表現する。今回もそうだが、ボールが先行し、投球に苦しむ場面もあった。そこをどう乗り越えるかが、今後の課題となる。