経験豊富な最年長　自らチームの雰囲気づくりに尽力

　今年３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に臨む日本代表は１９日、宮崎市の宮崎県総合運動公園で強化合宿３日目の練習を行った。米大リーグから唯一参加しているパドレスのダルビッシュ有投手（３６）はブルペンで佐々木朗（ロッテ）、山本（オリックス）らの投球練習を見守り「全員の全球種がすごかったです」と感想を述べた。

　侍ジャパン最年長の３６歳。行動を共にすることが多い投手陣だけではなく、野手とも交流を深めている。「お互いの年齢とか全く気にせずに普通に友達だと思って、ずっと長いこと一緒に過ごしている人だと自分の中で思って接するようにはしています」と自分から積極的に話しかけているという。

　この日で第１クールが終了し、２１日から始まる第２クールではライブＢＰ（実戦形式の打撃練習）に登板する予定。「こっちの選手と対戦すると思うので、デッドボールを当てないように。そしてファンの方々が見ている中で投げることになると思うので、その雰囲気にのまれないようにしたいと思います」と意気込んだ。