FW小柏 全体練習に一部合流「楽しい」 3月4日の新潟戦復帰目指す
■コンサドーレ熊本キャンプ(19日、大津町運動公園競技場)
実戦復帰見えた! 左太ももの肉離れで別メニュー調整を続けていたFW小柏剛(24)が21日、全体練習の一部に合流した。最後のゲーム形式の練習は外れたが「痛みとかは大丈夫」と表情は明るい。J1第3節3月4日の新潟戦(デンカビッグスワンスタジアム)での復帰を目指し、強度を上げていく。
1月26日に左太もも痛め離脱
2023年はいきなりアクシデントに見舞われた。沖縄キャンプ中の1月26日、練習中に左太ももを痛め、無念の離脱となった。東京でのリハビリ生活を経て、チームに合流。その後は段階を踏んで、この日はスタートから全体練習に入った。戦術練習では対人プレーもこなすなど、元気に走り回った。
久しぶりの〝サッカー〟に「楽しいです」とニッコリ。「今日みたいな練習よりもゲーム(形式の練習)とかで上げていけたらいい。ゲームに入ってすぐ実戦になるかはスタッフと相談して、しっかり様子を見ながらやっていきたいです」と慎重な姿勢は崩さなかったが、実戦復帰へ一気に視界は開けたようだ。
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開幕戦に「自分が入って、もっと背後に抜けられたら」
18日に行われた広島との開幕戦はスコアレスドローで勝ち点1を獲得した。GK菅野孝憲(38)を中心としたDF陣の粘り強さは目立ったが、効果的な攻撃を見られる回数は少なかった。小柏も「自分が入って、もっと背後に抜けられたらなと思うところはあったので、そこは自分が入ったらやらなきゃいけないと思って見てました」と攻撃を活性化させるイメージを抱いている。
東京でのリハビリ生活は苦しい期間だったが、家族と過ごせたことにより、英気は養えた。「年末一緒にいたので、そんなに間も空いてない」と苦笑いしながらも「親とか兄弟とかとも会えたので。リフレッシュできたかな」と振り返った。
22年は第24節湘南戦で復帰即先制アシスト
溜まったうっぷんを解放する。22年は、右ハムストリングの肉離れから復帰した第24節湘南戦(レモンガススタジアム平塚)で先制点をアシスト。5得点の猛攻に火を付けた。「去年の湘南戦のときみたいにパワーアップした姿を見せられればいいなと思っているので、準備をしたい」。背番号19の〝開幕〟まで、もう少しの辛抱。鋭い爪を研ぎながら、そのときを待つ。