侍ジャパン伊藤大海がダルの投球に感激「語彙力を失うすごさ」
ネット越しに観察「(球の出所が)見にくい。いきなり腕がパーンとくる」
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の日本ハム・伊藤大海投手(25)が21日、宮崎市内で行われた強化合宿に参加。米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手(36)の実戦形式の打撃練習「ライブBP」を捕手後方から見学し、「語彙力を失うすごさでした」と驚きを口にした。
ネット越しに伊藤が、憧れの人のピッチングを凝視していた。24球を投げて安打性は村上(ヤクルト)のバックスクリーンへの特大弾を含む3本。「(打席に立ったソフトバンク)近藤(健介)さんもどこに目付したらいいのか、タイミングを取りづらいと言っていました。右手が全然、見えない。体に隠れているので(球の出所が)見にくいですね。いきなり腕がパーンとくる」と大感激だった。
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度肝抜かれたフロントドアツーシーム「あれはすごい」
中でも度肝を抜かれたのは、近藤へ投じたフロントドアのツーシーム。「投げられるなら、投げたいなと思いました。すごいっすね。その後のスライダーもすごい同じような軌道から逆に曲がっていった。あれはすごいっすね」と目を輝かせた。
メジャーではよく使われる左打者の内角からストライクゾーンに入ってくる魔球。1月に米国・サンディエゴで行った合同自主トレでも、その重要性を説かれていたという。「フロントドアツーシームを日本で投げるピッチャーいないよねと話をしていた」。多彩な変化球を持つ右腕だが「使っていないというか、投げられないですね。難しい」という。
それだけにマスター出来れば、大きな武器になりそうだ。「いますぐに(習得)出来るものではないですけど、あれは武器になる。いろいろ聞き出せたらなと思います」。〝師匠〟に教えを請い、さらなるレベルアップを図る。