■練習試合　日本ハム９－６中日（２１日、沖縄・Ａｇｒｅスタジアム北谷）

中堅方向へ快音連発「今までになかった当たりが出ている。継続したい」

　日本ハムの浅間大基外野手（２６）が２１日、沖縄・北谷で行われた中日との練習試合に「９番・右翼」で先発出場した。先頭で迎えた三回の第１打席では、バックスクリーンへ豪快な一発を披露。２ボールから放った会心の一撃を「カウント球を一発で捉えられたので、その意味ではすごく良かった」とクールに振り返った。

　勢い付くと止まらない。浅間は六回２死一、三塁の好機でも中堅の頭上を越える適時三塁打をマーク。「今までになかった当たりが出ている。あの角度で、あの方向に打球が上がるのは良い傾向。これを継続したい」と、センター方向へ放った２本の長打に好感触を得た。

外野レギュラー争いますます激化「打った人間が（試合に）出る」

　１９日の楽天戦で１６安打８得点と活発だった打線は、この試合でも１２安打９得点と爆発。今キャンプでは野手陣の好調ぶりが際立っている。ライバルが多数いる外野のレギュラー争いも、日を追うごとに激しさを増している。「打った人間が（試合に）出る。守備、走塁はもちろん大事だけど、打席での結果を一番意識している。そこでアピールしていきたいと思います」。自らのポジションは、打って勝ち取る。シンプルな思考で定位置をつかみ取る。