ファイターズ
宇佐見 加藤貴と開幕戦想定ブルペン「きょうはちゃんと抑えられました」楽天打線イメージ
島内、浅村ら好打者揃い「つなげちゃうと点数が入る可能性が高くなる」
開幕戦は俺が勝たせる! 日本ハムの宇佐見真吾捕手(29)が21日、沖縄・北谷で行われた中日との練習試合に帯同せず、同・名護に残留して開幕投手を務める加藤貴之投手(30)のブルペン投球を受けた。開幕で対戦する楽天打線を想定し、サインを出しながらさまざまな球種をチェック。左腕の新球「モイネロカーブ」も初めて捕球するなど、「3・30」をイメージして練習を行った。
試合組が去った後の静かな名護のブルペン。マスクをかぶった宇佐見は、頭の中に超満員のエスコンフィールドを思い描いた。記念すべき開幕戦。打席には、楽天が誇る強打者の浅村や島内がいる。「楽天のバッターをイメージして、このバッターはこういう感じでいきたいなっていうのは自分の中で想定しながらサインを出していた。島内さんも浅村さんもいいバッター。そこにつなげちゃうと点数が入る可能性が高くなる。何とか良いイメージを持ちながら。まだイメージだけですけど」。2月23日に今季初実戦を控える加藤貴も要求に応え、コースにキレのあるボールをズバズバ投げ込んだ。女房役は「きょうはちゃんと抑えられました」と勝利の想像を膨らませた。
〝正妻〟譲らない「開幕戦は絶対に出たい」
昨季は交流戦でパ・リーグ最優秀バッテリーに選ばれるなど、チームで最も多く加藤貴とコンビを組んだ。開幕投手の〝正妻〟は、誰にも譲れない。「去年もあれだけ加藤さんと組ませてもらったので、今年ももちろん狙わないわけにはいかない。開幕戦は絶対に出たいなと思うので、何とか結果を出して開幕スタメンを勝ち取れるようにやっていきたい」と力を込めた。