ファイターズ
野村 実戦10戦目で待望の一発 新庄監督の〝4番フルイニング指令〟完遂任せろ
■練習試合 日本ハム9-6中日(21日、沖縄・Agreスタジアム北谷)
風に乗って逆方向へ「自分の中で押し込めた部分もあった」
ホンモノになる。日本ハムの野村佑希内野手(22)が21日、沖縄・北谷で行われた中日との練習試合で、〝今季1号〟を放った。七回1死一塁で中日の砂田毅樹投手(27)と対戦し、右翼席へ2ラン。キャンプの実戦10試合目で飛び出した待望の一発だった。
高く上がった打球はぐんぐん伸び、風にも乗ってスタンドへ吸い込まれた。一定の手応えはあったが「風もあると思いますし、自分の中で押し込めた部分もあった。まあ、結果として出たのは良かったかなというくらいですね」と喜びは控えめだった。
ここまで全試合フル出場 新庄監督「チームを引っ張っていく選手にならないと」
2月1日の紅白戦から、野村はただ一人、対外試合も含めた1軍の実戦全10試合にフル出場している。打順は全て4番だ。疲労の色が見えても、休養は与えられない。
この日の本塁打に触れた新庄監督は「しっかり結果を出してくれたので頼もしい」とたたえた後、フル出場の意図を説明した。「それを乗り越えないといけない。やっぱりチームを引っ張っていく選手にならないといけない。疲れはちょっと我慢してもらって。フルイニング出る気持ちをキャンプから分かってもらいたかった」