《SHINJOの信条》毎回2桁以上打ってくれますね。嬉しい悩みが毎日のようにある。頼もしいです
■練習試合 日本ハム9-6中日(21日、沖縄・Agreスタジアム北谷)
―中日に2桁安打で大勝
「毎回2桁以上打ってくれますね。頼もしいです」
―浅間がアピールした
「きょうはホームから外野への風を利用して打ったという考えがあるのなら素晴らしい。ライト方向に芯で捉えれば入る。風を利用しないといけないっていうのも使ってほしい」
―風でいえば伏見もライトへホームラン
「キャンプの最初の頃に右方向へ打球を飛ばすときに右肩が下がっていた。それを少し立てて右方向に引っ張るイメージで引っ張るように伝えた。それを意識していた。前の打ち方ならライトフライになっていた。しっかりパチンと打てていたので、打球が風に乗って入った。今のまま続けてほしい」
―全試合4番の野村にも待望の一発
「野村君だけ1日からずっとフル出場で出ている。本人は疲れていないと言うが足にも疲れがある。見ていても疲れていると思ったので、きょうはDHで試合に出てもらった。しっかり結果を出してくれたので頼もしいです」
―疲れがある中でも4番で起用
「たまにはこっちがDHで守らせずにしていく。気を遣うじゃないけど、そういうこともやっていきたい」
―名前が挙がった選手だけでなく、どの選手も結果を出している
「本当ですよ。嬉しい悩みが毎日のようにある。頼もしいです」
―鈴木がリズムのいい投球
「ね。ピッチャー陣に関しては、良かったと思います。最後、ちょっと金村君が、持ち味のコントロールがバラバラだったのは、建山コーチに直してもらう。まあ心配ないです」
―矢沢のブルペン
「良かったね。球のスピードというより、球の質が。自分が打者目線で打ちにいって、とらえられないというか、ファウルにさせられての、最後のスライダーで打ち取られるイメージがあって」
―野手として出場も。二刀流起用で見えたところは
「まだオープン戦で、良い投手が出てきたときに必ず変わるので。結果というより、いつも言うように打席での雰囲気とか、しっかり軸がぶらされずに振れているとか、というところを見たいです。あとはきょう矢沢くんの大学の生徒が来ていたので、無理やり出させました。せっかく見に来ているので。守らせようと思ったけど、それは止められました」
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―五十幡はどこを故障した?
「右膝。本人は抵抗をかけて力が入ると言っていたけど、斎藤(友)くんの例があるからね。『大丈夫。全然歩けます』と言っていて、次の日ちょっと悪かった。明日の状態、必ず病院に行ってもらって。もったいないですね。ああいうところが…。そんなに際どく捕らないといけない打球でもなかったし」
―野村がフルイニング出場。公式戦でもフルイニング出るという、それだけの選手ということか
「うん。もちろん、もちろん、もちろん、もちろん…。フルイニング全打席ね。やっぱり出てもらいたい。乗り越えないといけない時期にきていると思うから。彼も成長させていかないといけないんですけど、ああいう内野のミスをしたときに、ピッチャーも人生懸かっていますからね。そういうところの難しさは監督の難しさ。やっぱり野球は9人でするから、ピッチャーのことも考えないと。本人が一番ピッチャーに申し訳ないという気持ちがあると思うんで。そこでピッチャーも、このミスをオレがカバーするっていう気持ちになってもらって。あまり増えるようだったら、こっちも考えないといけないし、優勝を目指しているんだから」
―金村を最後に使ったのは抑えのテストか
「でしょうね。ちょっと建山さんに聞いてください。それしかないでしょう」
―矢沢もそういう起用に
「わからんです。オープン戦でいろいろ試してみて。もちろん外野からマウンドに来てもらって、戻すか引っ込めるか分からないですけど。あと気候ね。寒さ。北海道は寒いと思うので。あ、でも野手で動いていたら大丈夫か。体は温まっている。エスコンフィールドならライト、ブルペンも近いし。そういう面でも」
―ブルペンからライトにいったり
「そうそうそう。あとは自分で、(自らのネックウォーマーを差して)こういうものに対して貼るカイロとか、何かいろいろ方法はあると思うから。わかんない。向こうに行っていないし」
―矢沢が本格的に投打を同時にやるのは
「まあでも俺だけじゃ決めれないから。いつも矢沢くんの体のこととか使い方とかミーティング、朝みんなで集まってやってるので。一気にはね、できないから。だって走塁練習とかしたことないって言うから。そういうところも、やることはいっぱいあるだろうけど、本人にはやることはこんだけしかない、こんなもんですか、という気持ちにさせてます。やることいっぱいって思ったらダメだよって、限界が見えるから。もっともっと俺は全てのところでトップを取るんだという意識を持てば少なく感じるでしょって」
―六回に重盗。あの点差でも
「一回から1-0で戦ってるから。何点差だろうが1-0、1-0で勝ってる、だからバントもするし2ストライクからこういう緊迫した場面でさあどう決めるか、と。1点を取るっていうところでは、緊張感がないと成功しないから。あれキャッチャーも投げるふりして投げて、あれサードランナーは難しいし、セカンドランナーはそのまま止まらずセーフになるし。こっちも勉強になったっていう。まあ今の時期にね、失敗を見せてくれることによって、こっちが勉強になるし、選手もタイミングを計れるし、勝ちにいってるんだけど勉強はしてる、というテーマがあるから。12-1でも送りバントするし、さあ1点取りに行こう、と。1点を取る練習を試合の中で毎日やってる」
―試合前にソフトボールの宇津木さんと会話していた
「ね!『理にかなってるよ』って。俺のやり方が。『いいよ』って。ありがとうございます、と。ソフトボールの走り打ちもよく見ていたので。あれはいいよって。やった方がいいよって。で、協力してねって。ソフトボール。あ、行かさせてもらいますって。シーズン中はちょっと行けないんでって、はい、言いました」