■練習試合　ロッテ５－１日本ハム（２３日、沖縄・タピックスタジアム名護）

ポンセが１６０キロ計測で１回完全　正捕手争いの宇佐見は２安打

　開幕投手に決まっている加藤貴之投手（３０）とエースの上沢直之投手（２９）が揃って今季実戦初登板を果たした。先発の加藤貴は２被弾し、２回４安打２失点。三回頭からマウンドに上がった上沢は先頭から長短３連打を浴びて２失点も、続く四回は打たせて取って３者凡退。２回３安打２失点の内容だった。

　二刀流ルーキーの矢沢宏太投手兼外野手（２２）も実戦初登板。味方失策で１点を献上し、１回１安打１失点だったが、自責点０と上々の〝投手デビュー〟を飾った。昨季ノーヒットノーランを達成したコディ・ポンセ投手（２８）は３番手で登板し圧巻のピッチングを披露。初球に１６０キロを計測し、１回を２奪三振でパーフェクトに封じた。

　打線は七回まで０行進も、八回に４番の野村佑希内野手（２２）がロッテの３番手右腕・中森俊介投手（２０）からバックスクリーンにソロ本塁打を放ち、一矢報いた。また、五回の守備から途中出場した宇佐見真吾捕手（２９）が２安打をマークした。

■１月３０日に右手人さし指を骨折して以来、初めて実戦で守備（二塁）に就いた加藤豪

　「今年初のセカンド。本当の野球の試合をプレーした感覚があって楽しかったです。９、１０月以来の試合（での守備）だったので、すごく楽しかったです」

■６番手で登板し、八回の１イニングを１安打無失点に抑えたルーキーの宮内

「まずは１イニングをしっかり投げられて良かった。ファウルも三振も取れたので真っすぐの質は良くなっていると思います」