ファイターズ
加藤貴&上沢が初実戦 ともに2失点も建山コーチ「心配は全くない」
■練習試合 ロッテ5-1日本ハム(23日、沖縄・タピックスタジアム名護)
先発ローテーションの核をなす両腕 満を持して登板 結果は二の次
日本ハムの開幕投手を務める加藤貴之投手(30)と先発の柱を担う上沢直之投手(29)が23日、沖縄・名護で行われたロッテとの練習試合で、今季の実戦初登板を果たした。揃って2回2失点も不安はなし。開幕ローテーション入りが内定している左右の両エースは目先の結果にこだわらず、最初のテストをパスした。
伏見と初バッテリーの加藤貴 2被弾反省も変化球を全て投げ「次につながる」
加藤貴は、オリックスから移籍してきた伏見と初めてバッテリーを組んだ。素早くサインを交換し、短い間隔でストライクをポンポン投げ込んだ。一回、山口に左翼席へ放り込まれると、二回は岡に左中間席まで運ばれた。はじき返されたのは、いずれも直球で「伏見さんに配球は任せていましたが、それに自分が応えられなかっただけ。そこは反省点」と自戒。2被弾の原因は明確で「失投。(捕手の要求より)だいぶ甘く入ってしまった」と振り返った。
17日のキューバ代表との練習試合の前に教わった〝モイネロカーブ〟を含めて変化球は全て織り交ぜた。直球の精度が上がれば、緩急も生きてくるはずで「対打者に投げて力みすぎているところもある。久しぶりでしたし、良い意味で次につながるかな。まあ次、大丈夫だと思います」と前向きな言葉で締めた。