ファイターズ
2023/02/23 22:35

矢沢 中継ぎで〝投手デビュー〟1回自責点0 加藤投手コーチ「肩をつくるのが早い」

実戦初登板を果たした矢沢(撮影・桜田史宏)

■練習試合 ロッテ5ー1日本ハム(23日、沖縄・タピックスタジアム名護)

5番手で七回のマウンドへ 先頭打者に二塁打も大崩れせず

 リリーフ適性見えた! 日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)が23日、沖縄・名護で行われたロッテとの練習試合で〝プロ初登板〟を果たした。野手としてはすでに試合出場を重ねているが、この日が投手としての初実戦。5番手で七回のマウンドに上がり、1回を1安打1失点(自責0)にまとめた。

 度胸満点の初マウンドだ。先頭の松川に初球をはじき返され、右翼線への二塁打を浴びたが「特に変わらず。『打たれたな』という感じでした」と冷静さは失わない。池田の投前犠打は落ち着いて処理し、1死三塁で同学年の藤原は投ゴロに仕留めた。2死から茶谷の一塁線への強い打球を清宮が後逸(記録は失策)し1点は失うも、最後は代打のポランコを二ゴロに打ち取り、大崩れすることなく投げ終えた。

投手調整に専念し登板 リリーバーの適性も

 直球の精度を課題に挙げ、自己採点は「40点、50点くらい」と辛口だったが、「四球を出さない」という目標は達成した。「まだまだですけど、前回のライブBP(実戦形式の打撃投手)での登板に比べたら、きょうの方がまだ少しは良い。点は取られましたけど、1回を投げ切った経験ができた。これを生かしていければ、良い登板だったと言える。しっかり練習して、つなげていきたい」と前を向いた。

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