ファイターズ
育成4位・山本 1回2K無失点〝デビュー〟「一日でも早く宮西さんと1軍で継投できるように」
■練習試合 阪神2ー3日本ハム(24日、沖縄・タピックスタジアム名護)
八回に7番手でリリーフ登板 新庄監督の眼前で好発進
宮西イズムで快投発進! 日本ハムの育成4位ルーキー・山本晃大投手(23)が24日、沖縄・名護で行われた阪神との2軍練習試合で、プロ入り後初の実戦登板を果たした。八回から7番手で登板し、1回無安打無失点。2三振を奪い、視察に訪れた新庄剛志監督(51)に猛アピールした。同・国頭で行われている2軍キャンプでは、同じ関学大出身の宮西尚生投手(37)を〝密着マーク〟。鉄腕から多くを学び、貴重な経験を積んできた。
目標は「一日でも早く宮西さんと1軍で継投」すること―。その第一歩となる〝プロ初登板〟で、圧巻の投球を見せた。まずは先頭の熊谷を伸びのある直球で空振り三振に仕留めると、続く高山はカットボールで連続三振斬り。遠藤には四球を与えたが、最後は小野寺を捕邪飛に打ち取って危なげなくスコアボードに「0」を刻んだ。
四球を反省も自らの投球に及第点 「ゼロで終われたのは良かった」
「そこまで緊張するタイプではないんですけど、多少ドキドキというか、すごい楽しみな部分もあって、いつもよりブルペンから気合が入っちゃった。素直に、マウンドに立てて、ゼロで終われたのは良かった。1つフォアボールを出してしまったことはすごい反省点ですけど、三振を取れているのは良いことだと思う」
2軍キャンプで鉄腕を密着マーク ランメニューでは完敗
最近まで、国頭に最高の手本がいた。同じ左腕で、関学大在学中から憧れ続けてきた宮西だ。「初日に『関学から来ました』ってあいさつしたら、『おまえか、頑張ろうな』って声をかけてくれて、よくしていただいた。ランニングメニューも一緒に走らせてもらって、すごい良い経験だった」。21日に先輩が1軍へ合流するまで、一挙手一投足を目に焼き付けた。