《ミシャTalk》自分たちのミスで難しくしたが、前節より良いものを見せた。前向きに捉えたい敗戦
■J1第2節 札幌1-3神戸(25日、札幌ドーム)
-試合を振り返って
「長い期間、ゲームが無かった中での今シーズン最初のホームゲームだったので、何が何でも勝ちたいという思いで試合に臨んだが、たくさんのサポーターが駆けつけた中で負けてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。試合に関しては、立ち上がりに自分たちのミスから相手に得点を与えてしまうという、非常に難しい展開に自分たちでしてしまった。厳しいゲームになるとは予想していたが、ああいう形で先に得点を与えてしまうと、試合をひっくり返すのは簡単ではない。
神戸は割り切ってロングボールを入れて、セカンドボールを拾って、という戦い方をしていたし、1点リードした中で、相手はリスクを負う必要がない戦いを継続することができた。ただ、0-1でリードされる難しい展開の中で、選手たちは落ち着いてゲームを進めてくれたと思うし、狙いを持った攻撃でチャンスもつくれていた。特にサイドチェンジが効果的だと予想していたし、そのとおり攻撃で良いシーンをつくれていた。ゲームの内容に関しては、前節の広島戦よりはかなり良いものを見せていた。
後半に入って、主導権を握りながら自分たちの攻撃は見せられていたと思うが、2失点目に関しては非常に安い失点だった。そうした形で自分たちが失点を重ねてしまうと、こうしたゲームをひっくり返すのは難しい。ただ、トータルとしては、負けはしたが前節よりは内容のあるゲームができたし、長いシーズンを戦っていく上で、前向きに捉えたい敗戦。選手は最後まで諦めずに戦ってくれたし、最後に得点を取れたというのを前向きに捉えたい。これまでチャンスがもらえなかった選手たちにも与えていかなければならないと思っているし、シーズンの流れの中で、出場停止やケガ人はもちろん出てくる。チームの競争の原理を保ちながら、今後のリーグ戦を戦っていきたい」