ファイターズ
ベテラン宮西 2戦連続0封も「たかが2試合。結果を出さないと」
■オープン戦 楽天4ー5日本ハム(25日、沖縄・タピックスタジアム名護)
同点の八回に登板 先頭に死球も高い修正能力を披露
慌てず、静かに、階段を上っている。日本ハムの宮西尚生投手(37)が楽天とのオープン戦に登板し、八回を無安打無失点に抑えた。昨年9月に手術した左肘の状態は良好で「球自体が良いので、そこが全てかな。コントロールに関してはもっと精度を上げていく。スライダーも真っすぐも手応えがあるので、これを維持していきたい」と力を込めた。
同点の八回。期せずして〝ホールドシチュエーション〟で出番が巡ってきた。先頭の阿部に対する3球目。スライダーが曲がりすぎて死球になると、グラブを持つ右手のたたむ動作を遅らせた。テーマにしてきた「(右手で)壁をつくって一気にターンするイメージ」を再確認し、実践。チーム最年長のベテラン左腕は高い修正能力を発揮し、ウレーニャ、山崎、太田を直球とスライダーのコンビネーションで凡打に仕留めた。