ファイターズ
2023/02/25 23:45

矢沢 オープン戦初打席初安打「自分のスイングをしようと思って打席に立った」稲葉GMから対左攻略法学ぶ

六回、先頭の矢沢が右安打を放つ(撮影・桜田史宏)

■オープン戦 楽天4ー5日本ハム(25日、沖縄・タピックスタジアム名護)

第1打席でいきなり二塁打 「自分のスイングをしようと思った」

 稲葉打法でオープン戦初安打! 日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)が25日、今季オープン戦初戦となる楽天戦に「2番・DH」で先発し、3打数2安打と躍動した。一回の第1打席では左投げの助っ人・バニュエロスから右越え二塁打をマーク。この日の練習前に稲葉篤紀GM(50)から左腕攻略のコツを教わり、さっそく実戦で結果を出した。

 小柄な体を目いっぱい使った豪快なスイングで名護のファンを沸かせた。一回のオープン戦初打席はカウント1ー0から、バニュエロスの高め直球を一閃(いっせん)。打球は右翼フェンス手前でバウンドし、矢沢は快足を飛ばして悠々と二塁に到達した。

 「何も情報のないピッチャーだったので、特に球種を考えることもなく、まず自分のスイングをしようと思って打席に立った。ちょっと詰まった感じで、でもいい風が吹いていたので、良かったと思います」

2000本安打の稲葉GMからアドバイス 試合で即実践

 稲葉GMからの金言が効いた。練習前に「左投手だからといって(体が)開かないようにすると開いてしまう。少し開き気味で、なるべく(体の前に)スペースをつくってボールを見た方が、左は見やすいかもしれない」とアドバイスされ、フリー打撃からさっそく挑戦。「少しずつ良い感じになってきて、かなりボールが見やすくなった」と好感触をつかみ、試合ではバニュエロスの1球目のカーブを見送った際に「見やすい」と効果を実感。結果にもつながり「これからも継続したい」と〝稲葉打法〟の完全習得に意欲を見せた。

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