侍ジャパン伊藤 人見知り卒業プランの第1弾クリア 第2弾は…
侍強化合宿中に行われた「宇田川会」をきっかけに人見知りが少しずつ解消
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を目指す侍ジャパンが27日、宮崎での強化合宿を打ち上げた。日本ハムから唯一選出された伊藤大海投手(25)は、チームメートと交流を深め、自身が掲げた『2023年 人見知り卒業プラン第1弾』をクリア。第2弾として日本ハムOBで米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)、エンゼルスの大谷翔平投手(28)と3ショットを撮る目標を明かした。
伊藤自ら名付けた「春の人見知り祭り」が解消されつつある。2月17日から始まった強化合宿を終えて「ちょっとずつ人見知りがなくなってきている」とニッコリ。殻を破るきっかけとなったのは、同20日の休養日に行われた投手陣全員の食事会「宇田川会」だった。
オフに合同自主トレを行ったダルビッシュと同じテーブルを囲むなど、チームメートの仲がさらに深まった。「割と(自分から)行けるようになっている。みんな話しやすいですし、もっと最初からコミュニケーションをとっていけば良かった」。合宿最終日となった同27日は「ダルさんが仕切って撮りました」と、投手陣の記念撮影に笑顔で収まった。
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スーパースター大谷との初対面が第2弾「ダルさんと大谷さんと3人で写真を撮りたい」」
脱・人見知り計画第1弾を遂行。宮崎から名古屋に舞台を移し、スーパースターとの初対面が待っている。3月上旬には日本ハムOBの大谷が侍ジャパンに合流予定だ。「また、ちょっと萎縮しちゃいそう」と苦笑いしつつ、「僕の目標はダルさんと大谷さんと3人で写真を撮りたい」と熱望。「ダルさんに撮りたいと言って、ダルさん発信でやってもらおうかな」ともくろんでいる。
大谷には「バッター目線でどういうピッチャー対策をしているのか」聞きたいことが山ほど
投打二刀流で活躍する大先輩には、聞きたいことが山ほどある。「ピッチャー目線の話はもちろんですけど、バッター目線でどういうピッチャーの対策をしているかがすごい気になる」。普段から大谷のバッティング動画をチェックしており、「何であれだけコンタクト率が高いか気になる。対峙するときの待ち方とかもいろいろあると思う。すごく興味深いです」と目を輝かせた。
25日のソフトバンクとの壮行試合(宮崎)では、3番手で1回2奪三振無失点と好投した。厚沢和幸ブルペン担当コーチは「走者を置いて、ファーストピッチでアジャストできる。ちょっと長いイニングと、バックアップに回れる能力を持っている」と評価。WBC本番では大事な場面でリリーフする切り札として、世界一奪還への鍵を握る存在になる。