上沢 新球場〝開幕戦〟となる3月2日の紅白戦で先発 相手は加藤貴
完成した「エスコンフィールド北海道」初実戦でエース対決
新球場〝初戦〟はエース対決だ! 日本ハムの上沢直之投手(29)が3月2日、「エスコンフィールド北海道」での初実戦となる紅白戦に先発する。相手チームの先発は、開幕投手に決まっている加藤貴。ともに3イニングずつを予定している。その後はドラフト1位の二刀流ルーキー・矢沢、同6位の宮内、2年目の守護神候補・北山、ガント、ロドリゲス、メネズらが登板する見込み。2軍からも数人がマウンドに上がり、新たなホームグラウンドの感触を確かめる。
いよいよ、エスコンフィールドの歴史がスタートする。記念すべき1試合目が、2日の紅白戦。門出にふさわしい2人に、先発マウンドが託された。完成した新球場にまだ入ったことがないという上沢は「まっさらなマウンドは好き。紅白戦で投げる機会がすごく楽しみです。初めて通う練習日の行きの道も新しいですし、すごくワクワクした気持ちで通えるかなと思います」と心を躍らせた。
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「早めに投げて、いろいろ知ることができるのは楽しみ」
シーズンへ向けた大事な予行演習の場だ。開幕まで残り約1カ月。エスコンフィールドで投げられる機会は限られている。「まずマウンドがどういう傾斜でどういう固さなのかも分からないし、ブルペンがどんな感じなのかも、気温も分からない。準備することが多くて大変そうな気がする。今年1年、そこで戦うので、まずは早めに投げておいて、しっかりいろいろなことを知ることができるのはすごい楽しみです」。細部の確認を入念に行い、本番に備えていく。
より戦いやすいマウンドづくりにも尽力する。「いろいろみんなの意見聞いて、こうした方が良いっていうのを(球団に)伝えたら、開幕までにアジャスト(調整)してくれると思う。僕たちもどんな球場か分かっていないので、そこの確認と、どうした方が良いかを早めに伝えられたら」と、投手陣のまとめ役として積極的に動くつもりだ。
「自分の中でいろいろ試しながら、結果を残せたら」
春季キャンプは充実の日々を過ごした。最終日となった27日は、加藤貴と揃ってブルペン入り。73球を投じ、けがなく1カ月を締めくくった。「まずは天候に恵まれて本当に良かった。例年の春キャンプに比べれば、いい形で終われた。ここからは実戦も増えてくる。(次回登板は)紅白戦といえども、しっかり自分の中でいろいろ試したいことを試しながら、結果を残せたらいい」。調整はすこぶる順調。「3・2」のエスコンフィールド初登板から、一気にギアを上げていく。