夏季スポーツ
2021/10/11 15:28

函館出身金井 法大記録会で涙のラストラン「悔いなく終われる」

東京五輪男子110メートル障害代表の金井大旺が現役最後のレースに臨む

 東京五輪に出場した陸上男子110メートル障害の金井大旺(26、ミズノ、函ラサール高出)が9日、自身の引退レースに臨んだ。母校法大の多摩キャンパス(東京都町田市)で行われた記録会に出場し、13秒55の好タイムをマーク。競技人生最後のレースを締めくくった。
 金井の表情はこの日、めまぐるしく変わった。ゴール直後は笑顔。引退セレモニーでは後輩たちを前に目を赤くした。その後、報道陣の取材に応じると「東京五輪が最終目標だと思い、限界を超えるような練習をしてきた。そういう過程があったからこそ、悔いなく終われる」とすっきりとした表情で語った。
 今後は歯科医を目指し、今冬にも大学を受験する予定だ。「競技も勉強も根本は同じ。競技に(力を)尽くしてきたので、次は医師になるため、全力を尽くしたい」と力強い言葉を残した。

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