ファイターズ
侍ジャパン伊藤 火消し役に指名された理由とは 厚沢ブルペン担当コーチが明かす
2月25日のソフトバンク戦で1回完全 厚沢コーチが肩のつくり方を絶賛
日本ハムの伊藤大海投手(25)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの〝火消し役〟を託される。チームでは先発を担う道産子右腕が、なぜ勝敗の鍵を握るキーマンに選ばれたのか―。その理由は、厚沢和幸ブルペン担当コーチが絶賛した「ブルペンでの肩のつくり方」にあった。
2月25日に行われた侍ジャパンの壮行試合・ソフトバンク戦(宮崎)。五回から3番手でマウンドに上がった伊藤が、登板前のブルペン投球で要した球数は11球だった。
少ない球数で肩を温めて、自ら「OKです」とゴーサイン。日本ハム、オリックスで投手コーチを歴任してきた厚沢コーチを「リリーフとして(肩の)つくり方が別格だった」と驚かせた。
役割は重大 ピンチで登板する火消し役 第2先発へとリレー
同コーチは、評価ポイントとして「肩ができた時点で休めるかどうか」を挙げる。先発しか経験がない投手は「こっちが攻撃している間も心の準備をするために投げるけれど、うまい子は投げない」。味方の攻撃中、いかに休息を取り「チェンジになった瞬間にバンと入っていける」かが大事になるという。