侍ジャパン伊藤大海 4日の登板で出るか?魔球「サミングボール」
中日との壮行試合(4日、バンテリンドーム)で中継ぎとして2イニング登板予定
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の日本ハム・伊藤大海投手(25)が2日、バンテリンドームで行われた練習に参加。登板が予定されている4日の中日との壮行試合(バンテリンドーム)に向けて、「しっかりゼロに抑えて帰ってくることを大前提に、いろいろ試せたらなと思います」と意気込んだ。
中継ぎとして2イニングを投げる予定。登板2日前のこの日はブルペンで25球を投げて調整した。WBC本番前、最後となりそうな実戦登板で、超スローカーブ「サミングボール」が見られるかもしれない。
大きな弧を描く〝魔球〟は、趣味の釣り用語から「サミングボール」と自ら命名した。「思いつきで投げるかもしれない」とニヤリ。「それが1球目に来るかもしれない。自分のフィーリングで。お楽しみというか、あるかもしれないという感じです」と示唆した。
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ストライクを取るのが難しい球種だが、国際大会では秘密兵器となりえる。「ブルペンは、屋根があるので投げられない。練習のキャッチボールでやっているくらいですね」とひそかに練習を重ねている。
前回登板のソフトバンク戦は直球とスライダーのみ8球で3者凡退
25日のソフトバンクとの壮行試合(宮崎)は直球とスライダーのみ、8球で3者凡退に仕留めた。「投げる場面がなかった」と、登板後はブルペンでスプリット3球を投げた。「2イニングなのでスプリット投げたいです」と意欲を示し、課題に挙げていたカーブも「良い感じでまとまってきているので、使いたいなと思っています」。
この日は中日と合同練習が行われ、崇拝するダルビッシュが登板。伊藤はバックネット裏から見学し、「マウンドさばきとか、テンポがいいと感じました」と大きな刺激を受けた。「変わらず、アピールする気持ちでしっかりやりたいと思います」。WBCでは〝火消し役〟を担う道産子右腕が、本番前ラストマウンドで万全を強調する。