ファイターズ
清水 紅白戦で主役横取り〝新球場1号〟
■紅白戦 紅組2-8白組(2日、エスコンフィールド北海道)
紅組4番・DHで出場「本当に最高の環境」 二回に開幕投手の加藤貴から左翼席へ
〝新球場1号〟をゲットだ。日本ハムは2日、エスコンフィールド北海道で紅白戦を行い、清水優心捕手(26)が景気よく、1号ホームランをかっ飛ばした。主軸を差し置いて、おいしいところを横取り。〝持っている男〟は「本当に最高の環境。楽しくワクワクしながら野球ができている。1番いい形、いい結果になってよかった」と声を弾ませた。
控えメンバーを中心に構成された紅組の「4番・DH」で出場。二回無死から開幕投手に決まっている加藤貴と対戦した。カウント0―1から高めに浮いた変化球をつかまえ「チェンジアップだと思います。高かったので食らいついていって、入ったかな? みたいな感触はありました」と振り返った打球は、左翼スタンドに吸い込まれた。
三塁を回ると野村にあおられ「あとで説教します(笑)」
新球場1号を誰が放つのか―。多くの選手が虎視眈々と、歴史に名を残す一発に狙いを定めている。その筆頭候補が、キャンプ中の実戦から4番に座り続ける野村だ。
本塁打を放った清水が三塁を回るとき、白組三塁手の野村にあおられたという。「僕がベースを回っているときにすごいニヤニヤしながらグラブを叩いていた。先輩を雑に扱いますね。『ウィー』みたいな感じで(声を掛けてきて)ナメているので、あとで説教します」と笑った。