ドラフト2位ルーキー・金村 5日のオープン戦に向けてブルペン入り
5日楽天戦(札幌ドーム)に先発予定 「チャンスでいかに結果を残すかがプロ」
日本ハムのドラフト2位ルーキー・金村尚真投手(22)が3日、エスコンフィールド北海道で行われたチーム練習に参加し、ブルペン投球を行った。5日のオープン戦・楽天戦(札幌ドーム)に先発予定の右腕は「持ち味をしっかり出すことが求められている。自分をアピールできたらと思う」と気合を込めた。
開幕まで1カ月を切った状況で大きなチャンスが与えられた。首脳陣は沖縄キャンプ中の実戦で中継ぎ適性を示した金村に、さらなる可能性を見いだしている。プロ入り後初の先発に抜てきされ「チャンスが訪れたときにいかに結果を残すかがプロ野球選手として大切なこと。結果を残せるようにやっていきたい」と、貴重な登板機会へ向けて闘志を燃やした。
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「先発がしっかりしないとゲーム自体が悪い方向に流れてしまう」
この日のブルペン投球では立ち投げを挟むなど、時間を掛けて入念に調整を進めた。「沖縄のマウンドは少し柔らかかった。きょうは自分の中でズレがあって(内容が)悪かったので修正に時間が掛かった。納得するまでやらないと気が済まないので長めに投げるタイプ。コーチにはよく『早く帰れ』と言われます」。高ぶる心とは対照的に、マイペースで技術を磨いた。
前回登板の2月26日・阪神戦(OP戦)では中継ぎで2回無失点。大山や佐藤輝ら虎の中軸をねじ伏せ、周囲の評価を一気に高めた。しかし、好投の裏側では「最初のイニングは雰囲気にひるんでしまった。先発がしっかりしないとゲーム自体が悪い方向に流れてしまう。今回は最初から良い状態で入りたい」。メンタル面の反省を生かし、文句なしの快投を目指す。