コンサドーレ
J1通算525試合指揮の最多記録を迎える札幌ペトロヴィッチ監督「今はそれを喜べる状況にない」
■コンサドーレ熊本キャンプ(3日、大津町運動公園球技場)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)は今節の指揮で、歴代史上最多となるJ1通算525試合の記録を樹立する。最多タイ記録をつくった前節の神戸戦は1-3で敗れてしまったが、新潟戦で今度こそ今季初勝利をつかみ取り花を添える。
「どういうふうにチームを立て直すかで頭がいっぱい」
いよいよミシャが歴代単独1位の記録を樹立する記念すべき一戦。だが指揮官は「もちろん記録自体はすばらしいが、私はまだ現役の監督。私自身は常に自分が仕事ができるということ、結果が出せるということを毎試合証明していかなければならない。今のチーム状態は決していい状況とは言えない。そういう中で、とにかく今は自分自身が監督として、どういうふうにチームを立て直すかで頭がいっぱいだ。すばらしいことではあるけれど、今はそれを喜べる状況にないのは確かだ」と、自身の記録よりも今季初勝利を成し遂げることに照準を合わせる。
対戦相手の新潟を「すばらしい戦いを見せているチームだ。開幕戦でアウェーでC大阪に引き分け(2-2)て、そしてこの間はアウェーで広島に勝利(2-1)した。勝利しただけではなく、非常にコンパクトでモビリティー(流動性)があり、組織的な戦い方をしてくるチームだ」と警戒心を見せる。「しっかりとチーム全体がコンパクトに、そしてアグレッシブに。相手に時間とスペースを与えないことが重要になる」と対応策を挙げた。