■侍ジャパン壮行試合　中日７－２日本（３日、愛知・バンテリンドームナゴヤ）

試合前セレモニーでは隣に並び「やばかったです。ワーッとなった後だったので…」

　ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に出場する日本代表の日本ハム・伊藤大海投手（２５）が３日、中日との壮行試合が行われたバンテリンドームでエンゼルスの大谷翔平投手（２８）と初対面。この日から合流した日本ハムのレジェンドＯＢにあいさつを済ませたが、「絶賛人見知り中です」と苦笑いだった。

　ドキドキの自己紹介は「『ファイターズの伊藤です』と。それだけで終わりました」。大谷からは「はい、よろしく」と声を掛けられたという。試合前に行われたセレモニーでは、背番号順だったため「１６」の二刀流右腕と隣同士に。「やばかったです。ワーッとなった後の１７番だったので…」と恥ずかしそうだった。

ヌートバー（たっちゃん）とは話せずじまい「けっこう忙しそうだったので…」

　大谷と共に合流した同じ１９９７年生まれのヌートバーとは、話せずじまいだった。「まだしゃべれていないです、けっこう忙しそうだったので…」。試合前練習ではチーム全員が、ヌートバーのミドルネームから「たっちゃん」と記された「Ｔシャツ」を着用して練習。「たっちゃんと呼ばなかったら罰金みたいな感じです。これからいろいろ交流したい」と意気込んだ。

　４日の中日との壮行試合（バンテリンドーム）では、中継ぎとして２イニングを投げる予定。「本戦と変わらない気持ちで、ゼロでしっかり帰ってくることだけ考えて頑張ります」。ＷＢＣ本番前最後となりそうなマウンドで、持ち前の強気なピッチングを見せる。