ファイターズ
清宮「5番の役目を」七回に大量得点の口火&トドメ打
■オープン戦 楽天6-9日本ハム(3月4日、札幌ドーム)
辛島の初球捉えた「積極的にどんどん行こう」
若き大砲が逆転の口火を切った。日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が4日、楽天とのオープン戦(札幌ドーム)に「5番・一塁」で先発出場。3点ビハインドの七回、先頭で二塁打を放ち逆転劇を呼び込んだ。辛島の初球を捉え「その前の2打席は甘い球を見逃して良い打席が送れていなかった。積極的にどんどん行こうと思っていた」と、左中間への一打を納得の表情で振り返った。
この快音を号砲に打線がつながり、ルーキー・矢沢の適時打で逆転に成功。野村の犠飛で点差を広げると、トドメを刺したのも清宮だった。2死二、三塁のチャンス。低めのスライダーを右手一本で振り抜き右前へ運んだ。「2点差は関係なく、5番の役目を全うしようと思って打席に入った。追い込まれていたけど真っ直ぐを頭に入れながら、うまく変化球をバットに乗せられた」と、ゲームを決めた2点適時打を自賛した。