《SHINJOの信条》勝ち癖はつけるとずっと言っていた。明日は楽に勝てる試合も癖づけたい
■オープン戦 楽天6-9日本ハム(3月4日、札幌ドーム)
―終盤に集中打
「なんか逆転してくれる雰囲気がすごくある。これこそ強いチームは、こういうね、ゲームをものにしていくチームが強いと思うんで、これを続けてもらいたいです。初回の二塁打を三塁打にしたりとか、ダブルプレー取れなかったりとか。あとはセカンドランナーの今川くんがホームに帰れなかったという打球判断っていうところをもっとね、直していかなきゃいけないポイントもあるんで。その辺はしっかりコーチに伝えてもらってやっていきたい」
―七回の攻撃の場面。清宮が出て決勝打が矢沢
「初球を左中間に逆方向にああいう打球を飛ばして、勢いに乗せてくれたヒットになるし。やっぱりどよんとした空気で清水君が、加藤君のヒットの後にホームランを打って、さあ行くぞという形をつくってくれたのは大きかったですね」
―七回に好走塁
「もう常にね、キャンプから次の塁を取るという意識はみんな持っているんで。そこでアウトになったとしても、気持ちは伝わってくるので、どんどんどんどんやっていきたい。あと、あの矢沢君が1打席目に三振を取られて、初球のスライダーを振っていくという頭の良さが、あのヒットにつながったと思うから。やっぱり、ピッチャーの経験が大きいのかなってい思いました」
―初球を振ったことが
「それが全て」
―前に打ち取られた球
「かな。その辺は対応したと思うし、前の打席のミスを忘れて、過去は過去っていう感じで、新たな気持ちで打席に立った結果がね。面白いバッターですよね」
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―先発の鈴木投手は
「悪くないっすよ、全然悪くない。投げる前に良いピッチングをしようとか思わなくていいよ、自分のボールを信じて、投げなさいということを伝えましたね。野手のミスもあったし、その辺はピッチャーをカバーしていかないとね。一つにならないと思うし、悪くないです。全然。152キロのボールで浅村君は三振とかしないのに、113キロで三振取れるんですから。テクニックというか、つかんでもらえれば、どんどんどんどん良いピッチャーになると思う。強いて言うなら、ボールを投げるリリースポイントのとこで、重心がもうちょっと低く、左肩がもう少し、もうちょっとだけたまってくれたら、バッター目線では見づらくなるんで。今からでも間に合うとは思うし、本人ができるのであれば、もっともっとバッターがあのスピードで詰まる。建山コーチと話をしながら。僕たちは、さらに良いものを見極めて、良いものをつくっていかないといけないので。はい、そういう話し合いをしていきたいと思います」
―オープンで3連勝になった
「勝ち癖はつけるとずっと言っていたので。しかも逆転勝ちでね、いい試合をしているので。次の試合、明日は楽に勝てる試合も癖づけたいし、両方癖づけたいですね」
―3、4点取られてもいけるど
「うん、大丈夫ですね。うん、いつか火がつくだろう、きっかけをつくってくれるだろうというところでの同じポジションでの代打。やっぱり気合の入り方が違うと思う。何とか塁に出たいという気持ち。新しい何か…ムードの持っていき方というか。シーズン入ったら、ああいう感じではしないとは思うんですけど。今日もね、アピールがすごかったので…。キャッチャーが良いですね、バッティングが良いですね」
―矢沢は紅白戦で打球が当たった。問題なさそうか
「今日の走りを見たら問題ないでしょう。当たったぐらいで。膝の横とか皿とかじゃなくて、筋肉の場合はね、つばをぬっときゃ大丈夫です。気持ちが勝つんで。やっぱり出たい出たいという。それでね、けがというものは治ってくるし、工夫して試合に出るための準備を自分でしていかないといけないのがプロだしね」
―矢沢のヒットが右方向に偏っているが
「良いんじゃない。それは全然良い。逆に向こうに持っていこうとしたら、あのバッティングができなくなって、詰まってしまうから。いいです。石井君も良い当たりの打球をレフト方向に打っているんですけど…。もっと引っ張って20、30本を打てるパワーを持っているし、ポイントさえ良ければ、右中間にも全然打てる打者だから。追い込まれるまでは、ガツンと引っ張って、ホームランを狙うぐらいのバッティングをしてもらって。ただ、調子も良いので、あまりそういうことも言ってないし、あまりしゃべっていないんですよね、選手と」
―あえてしゃべらない
「去年との違いをしっかり見ていたら、納得のいく成長をしているので、言う必要もないし。逆にオレが声を掛けることによって、そっちばかりにとらわれても良くないかなとも思うし。僕、人見知りなんで。実は。ああいう昨日みたいな会でしゃべるのがダメなんですよ。本当に契約に入れたいぐらい。やっぱりしゃべる時は、残るトークをしたい。2時間後になんて言ったんだろう?というトークをしても意味がないしね。ダメなんですよ、テレビはいいんですけどね。こぢんまりとしたところはちょっとダメなんで、トーク形式にしてもらいました。質問形式に」
―森本コーチも参加
「ちょっと来いよ、お前、話せと。今年はあまりしゃべっていないんだから」