負けん気も大谷級「プロでは一番の強打者に」

　クセのないスイング、広角に長打を打つ阪口の技術は、同じ左打者の大谷翔平を思い起こさせる。投手としても活躍し、身長１８７センチの恵まれた体格もそう。期待感を抱かせる主砲候補だ。
　大谷の打撃動画をよく見る。参考にするのではない。「ファンなんです」。いつの間にかフォームが似ていた。高校では甲子園の土を踏めず「悔しかった。プロでは一番の強打者になる」。スケールの大きい打撃とともに、負けん気の強さも大谷にそっくりだ。

■プロフィール

阪口 楽 （さかぐち・うた） ２００３年６月２４日、京都府出身。右投げ左打ち。スケールの大きいバッティングが魅力の外野手。岐阜第一高では投手としても活躍。直球最速は１４０キロを超え、強肩強打で主軸を担った。スイングは鋭く、広角に長打を打ち分ける。打席での懐の深い構えと雰囲気は大リーグ・エンゼルスの大谷翔平を彷彿（ほうふつ）とさせる。１８７センチ、９０キロ。