■春季教育リーグ　ロッテ６－４日本ハム（３月５日、千葉・鎌ケ谷スタジアム）

沖縄キャンプで右膝を負傷後、３月２日の紅白戦前に打球が左太もも直撃

　日本ハムの五十幡亮汰外野手（２４）が５日、千葉・鎌ケ谷で行われた２軍教育リーグのロッテ戦に「１番・中堅」で先発し、２月２１日の中日との練習試合（沖縄・北谷）で右膝を負傷して以来、約２週間ぶりに実戦復帰を果たした。当初は３月２日の紅白戦に出場予定だったが、試合前の走塁練習中に打球を左太ももに受け、復帰が延期されていた。この日は六回まで出場し、２打数１安打１四球１盗塁。「（左太ももは）少し違和感は正直あるんですけど、でもシーズンが始まったらちょっとの痛みは我慢して出ないといけない。右膝はもう全然大丈夫です。大事に至らなくて良かった」と笑顔を見せた。

　一回の第１打席でいきなり中前打を放つと、六回には四球で出塁し二盗もマーク。守備でも軽快な動きを見せ、復活を印象づけた。「しっかり（バットを）振ることを意識して、それがうまくヒットになってくれて良かった」と収穫を挙げつつ、「１打席目に塁に出たときにもっと（盗塁で）勝負をかけないといけなかった。そこはすごく反省点というか、次につなげたいところ。（六回に）決めたときの思い切りを、初回からやっていきたい」と気を引き締めた。