ファイターズ
ドラ1矢沢 六回にノーノー阻止打「僕が最初に打ちたいって思っていた」
■オープン戦 日本ハム2ー4ロッテ(3月7日、ZOZOマリン)
三味線ならぬ二刀流の読み フォークを捉え右翼戦二塁打
長い沈黙を、二刀流ルーキーが打ち破った。日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手兼外野手(22)が7日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に「1番・DH」で先発し、六回にチーム初安打となる右翼線への二塁打をマーク。「僕が最初に打ちたいって思っていたので(チームが無安打だと)受け身になりがちですけど、攻めていけたのが良かった」と胸を張った。
〝3スイング目の正直〟だ。六回1死で迎えた第3打席。ロッテ3番手・小沼のフォークに1、2球目は全く対応できず、連続で空振りした。しかし、ただでは転ばない。「結構ノーチャンスなスイングをしていた」と感じた矢沢は、それを逆手に取った。「もう一回(フォークが)来るだろうな」。投手心理が分かる二刀流らしく、3球連続フォークの配球を見事に読み切った。狙い通り捉えた打球は右翼線で弾み、悠々と二塁を陥れた。