《SHINJOの信条》コミッショナーには感謝したいし、いろんな人の協力があってこうなった
■オープン戦 日本ハム7-1ロッテ(3月8日、ZOZOマリン)
―新球場が改修なしで使用OKとなったことに触れ
「この時期に直さなくていいっていうことを決めてくれたコミッショナーには感謝したいし、いろんな人の協力があってこうなったわけだから、選手たちは安心してやれるということで」
―シーズン前にハッキリした
「もっと遅れると思ったんですけど、良かった。改善点は1つずつ解決していって、照明問題とか芝の長さとか。芝の長さじゃなくて芝の中の土の問題なんですよね。そもそも土が軟らかすぎるから。で、例えばサードからファーストに投げた時に、普通のワンバン感覚で投げるとツーバンになっちゃうんですよ。ノーバンで投げるのが一番いいんだけど。でも土を硬くするためには芝の上からつぶしていかないと。芝が死んでしまうと生えてこないっていうことがあるから。フライが上がって外野とかにボトンって落ちて止まるでしょ。あれ野球の面白さがなくなるから改善してもらいたいなと思うし、野手も急に止まらないといけないから、けがにもつながるだろうし」
―いつまでに改善する
「それはもうプロフェッショナルの人たちが。例えば、少しのスペースでやってみてからじゃないかな」
―開幕には間に合わない
「ちょっと難しいんじゃないですか。でもね、こういうことは初めてやる大切さというか、まぁ最初にやったら問題は起きますよ。で、これが成功したらどこでもまねができるっていう」
―これまで経験で思い出す球場は
「一番ひどかったのは(メッツの本拠地だった)シェイスタジアムですよ。ボコボコだし、斜めになってて浮き上がって。前も言ったように、軟らかいへこんだ部分に赤いテープを置いて印つけてました。選手は経験してないからね、そういうのは」
―新球場で野球は変わる
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「それはね、練習できる量は多いし、プラスの面はたくさんありますよ。向こう(対戦相手)が想像できない打球でも、ウチは慣れているから。ここ(ZOZOマリン)でもそうです。風は大変ですよね。向こう(ロッテ)は普通に捕るから。やっぱりホームの強さっていうのはあると思います。新球場はピッチャーが低めに集めるようにしないと、すぐ入る。大谷君は何本打つんやっていうね。昔の藤寺球場とかも狭くて、あれも風あったからな」
―広島市民球場は
「広島市民球場の場合は『2本打って1本にしないといけないだろう』っていうコメントをしたことがあるんですよ。ホントに、外の球をカンってカットしたら入るっていう。広島球場に行ったら芯に当てたらいいっていう、芯に当てようっていう意識が強くなるんですよ。意外と簡単に入るから狙ってしまうんですよ。それは逆効果になるから、なかなかホームランが入らない」
―外野手の見せ場は多くなる
「ある。それはもう甲子園とか。僕はラッキーゾーンができて、取ってくれって思ったもん。僕が1軍に入った年からラッキーゾーンができて、これいらなくね、とは思ってました」
―監督室がスゴい
「監督室はまだ出してないから。インスタでは。インスタ見ました。あんなんばっかし。ホントにいいなぁって思いましたよ。僕はプールが3つあって、リハビリで歩きながら圧力かかるやつが3つ4つあったんじゃないかな。仮眠するスペースもあるし。野球場ではない雰囲気はありますね」
―練習環境もいい
「何十倍もいいですよ。トレーニングコーチに言ったもん、1回500円取ったらって選手に。こんなところでできるんだから。スペースも広いし、ゴールドジムさんが全て入って、下半身、腹筋の場所、流れとかもしっかりやってくれているし、あれが俺の時代にあったら(さらに)何年できたか」
―他のチームに行きたくなくなる
「ゴールドジム行かなくてもいいですもん。プールあってサウナあって温泉あってジムあって。あと、歯医者とねレントゲン、美容室とかあったら最高かなって。歯医者も毎回、東京に行くたびに行っているし、沖縄でも4回行ったし。3日前にも4時間の手術してきて、マスク外せないですよ。終わりが来年の1月かな。いきなり取れるから4本とか。ミーティング中に取れたりしたら、1時間半だけ行ってきますとか。急に入れてもらわないといけない。向こうもね、予約もあるし、お願いして」
―痛みは?もう食べられる?
「もう慣れた。やっと左で食べられるようになった。今まで右でしか食べられなかった。1年以上、左で食べてなかったから唇かみまくり。左にインプラント4本入れたから」
―トレードで加入した福田光選手の印象は
「ちょっと、きょう見てみて、内野は全部守れるっていうところで、長打力あるし。足の方がどうなのかな」
―レギュラーの固定はまだ先か
「けがをした時とかを先に考えて。清宮君が膝を悪くしたり、張ったりした時のために万波君を練習させておかないと、シーズン入って、いきなりいけるかじゃ遅いから。キャンプ中からそれはやらせたし。サードも、もし野村君に何かあった時、浅間君も考えていたんですけど、器用だし。でも、ああいうこと(左くるぶしの手術)になってしまって。調子良かったからね。(打撃時に)トップの位置の間がすごく良くなっていて、去年はまったく別人になっている。ボール球を振らないし、ファウルが少なくなったでしょ。結果どうこうじゃなくて、前に飛ばせる技術が良くなってきたから。うわー、楽しみだなって思っていたら。足ばっかし。矢沢君もピッチャーライナーが足に当たるし。面白かったですね、矢沢君ね。空振りとかノーチャンスって感じしますけど、修正しますもんね」
―1球で変わる
「1球で変わる。それがセンス。でもいいピッチャー出てきたら、どうなるか分からないからね。とりあえず良かったということで」
―7-1でロッテに勝利した
「良かった、きょうは。加藤貴君もね、だんだん仕上げていく過程の中で、打たれなさいって言っている」
―抑えは石川で決まりか
「でしょうね。これからまた、もしかしたら田中正君が来るかもしれないし、面白くないですか。田中正君が後ろっていうのも。まぁでも今のところ石川君でしょうね」
―清宮が一回に2ランを放った
「もう一回、ハッパかけないでみようかな。どうなるか。あと一回、ハッパかけて、だらしなかったら、かけ続ける」
―現段階ではレギュラーとは言わないか
「言わないんじゃないかな。ずっとないんじゃない。これがハッパ。いやいや、いいバッティングしてますよ」
―野村は一回に先制の適時二塁打を放った
「バッティング自体はね、悪くないんですけど、彼の場合は守備の方が崩れてくるタイプの選手なので。DHでいってもらったら、いきなり打ったので。難しいんですよ、野球選手はやっぱ。走らないといけない、守らないといけない、打たないといけない。だからいいプレッシャーの後に調子が上がっていく選手もいるし、エラーしたらバッティングも落ちていく。そういうところの使い方っていうのは監督が一番分かっとかないといけないし、そこはテクニックという。起用の仕方を工夫していけば、うまいことシーズンを乗り越えていけるかなっていうところだと思う。そこがね、難しいし、球場も変わりますしね。エスコンは(打球が)止まるしね。そのへんは工夫しながら」
―五十幡は塁に出ると光る
「きょうは風。キャッチャーは送球しづらいですよ。浮いたり沈んだり、こういう風だったので。あれは両チームとも盗塁のサインを出せば、セーフになる風だったので。ディレードスチール、ダブルスチールでも最初からポンって浮いていたので、もう少し低く投げてくれたら、どれくらいの際どさでセーフになるかっていうのを測りたかったんですけど」
―石井も引っ張りでランニング本塁打
「そうなんですよね。彼は引っ張っていいバッターだな。追い込まれたら別ですけど。あれだけ高いフライを打てる。タイミングが合わないと、あれだけ高く上がらないから。自信を持って引っ張ってほしいタイプなんですけど、俺が言ったところで、バッターはピッチャーのタイミングを合わせないといけないし、遅れるだろうし、全部引っ張ると変化球が打てなくなるだろうし、そこも難しいところだなって。でも基本はね、8(対)2くらいで引っ張っていって、追い込まれてどう打つかっていう方が、俺はこれから先、伸びていく選手じゃないかなって思います」
―万波と今川も盗塁を記録した
「あれはエンドランです。奈良間君にエンドラン出してあげて、その後もエンドラン。ちょうどカーブ来たんで、転がしてほしかったですけど。あの回(九回)も0―0のつもりで1点を取りにいこうってベンチで言ってて、その中でのエンドラン」