札幌約2カ月のキャンプ打ち上げ 宮澤主将「いつもの生活リズムに戻って、内容、結果ともに上げていける」
■コンサドーレ熊本キャンプ(9日、大津町運動公園球技場)
北海道コンサドーレ札幌は1月11日に沖縄からスタートした道外キャンプを打ち上げた。9日の練習では、前日のルヴァン杯鳥栖戦に先発したメンバーはリカバリーメニューを、それ以外の選手は12日の横浜M戦(札幌ドーム)に向けて調整を行った。練習後チームは札幌へ移動。10日からは札幌市内でトレーニングを行っていく。
DF西野の音頭で手締め
この日の約1時間のトレーニングが終わり、選手たちがミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)の近くで円陣をつくる。ミシャからの言葉を受けた後、チーム最年少のDF西野奨太(18)が「お疲れさまです」と言って手締めをすると、他の選手たちもそれに呼応し手を打った。約2カ月間の長期にわたって行われた道外キャンプがついに終了した。
MF宮澤裕樹主将(33)はこの2カ月間について「このキャンプでやってきたことがベースになるので、サッカーに打ち込める環境でやれてきたことは良かったです」と振り返った。
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キャンプ期間中の公式戦は3分1敗
キャンプ期間中に行われた公式戦では3分1敗と、勝利をつかむことはできなかった。「結果だけを見ると、なかなか自分たちが思うような内容、結果を出せなかったのは残念。これから改善していかないといけない部分が多々出たと思います」。ようやく本拠地・札幌に腰を据えて、日常のトレーニングを行うことができる。「これから普段のリズムに戻れることは自分たちにとってプラスなこと。チームとしても、いつもの生活リズムに戻って、内容、結果ともに上げていけるようにやっていきたい」と前を向く。
札幌に戻って最初の試合は横浜M。「ホーム開幕戦がふがいない結果でしたから、今度はしっかり内容と結果を皆さんに見せたい。相手は去年の王者横浜Mですけど、今までもいい戦いはできているので、自分たちの最大限の力を発揮して勝てれば」と王者撃破に意欲を見せる。
前節新潟戦は復調の兆し
前節の新潟戦で16本のシュートを放ち、持ち前の攻撃サッカーに復調気配が見られる札幌。舞い戻った本拠地でその勢いをさらに加速させ、横浜Mを打ち砕いて今度こそ今季初勝利をつかみ取る。