コンサドーレ
2023/03/11 00:00

「CHARITY X」開設 代表理事・コンサ小野「少しでも輝かしい未来を描いて頂けるように」

チャリティサービス開始の会見に出席した小野(撮影・十島功)

東日本大震災から12年

 東日本大震災から12年が経過した。この「3・11」の節目に、チャリティーサービス「CHARITY X(チャリティーエックス)」が開設。運営法人の代表理事を務める北海道コンサドーレ札幌のMF小野伸二(43)は10日、札幌ドームで記者会見を開き、「『CHARITY X』を通じて、たくさんの方に少しでも輝かしい未来を描いて頂けるようにと思い、設立させてもらいました」と語った。

アスリートと食事会などグッズに限らず提供

 従来のチャリティーサービスとは一線を画す。サイン入りグッズのオークションはもちろん、アスリートたちと触れ合える機会をコンテンツ化するなど、特別な経験を広く提供する予定だ。小野自身も「人と会ったりするのが好きなので、食事しながらいろんな話をする」といった〝食事会〟プランを頭に描いている。プロテニスプレーヤーの内山靖崇(30)と元陸上選手の福島千里さん(34)の北海道ゆかりの人が理事に就任。

 小野はこれまで震災などが起こった際に、個人的な支援活動を行っていたという。そして「これを本格化しようと考えたのは去年ぐらい」と、あらゆる種目のアスリートたちに声を掛けた。「みんなで協力して、それぞれの思いを描きながらやっていきたい」と小野。

オークションの8割を寄付

 オークションで得た金額の80%を寄付し、残り20%は運営費へと回す。支援先はそれぞれのアスリートの意向に任せる。小野自身は、最初に公益財団法人東日本大震災復興支援財団へ寄付し、その後は出身の静岡・沼津やキャンプ地の熊本など縁のある地域の復興を後押しする予定だ。


■内山靖崇理事コメント「私はプレイヤーとしてこれまで多くの方々に支えられて成長することができました。今後『CHARITY X』を通して、少しでも感謝の気持ちと頂いたパワーをお返しすることができたらと思います」

■福島千里理事コメント「『CHARITY X』と出合い、『CHARITY X』の想いに共感しました。私の力でどれほどの恩を返せるかわかりませんが、精一杯皆様と向き合い、恩返しをしていきたいと思います」


■開始現在の商品ラインナップ
①小野伸二選手のサイン入り北海道コンサドーレ札幌ユニホーム
②内山靖崇選手が実際に試合で使用したサイン入りラケット
③福島千里さんの走り方教室
④南野拓実選手のサイン入りカタールW杯日本代表ドイツ戦ユニホーム
⑤内田篤人さんのDAZN配信番組「内田篤人のフットボールタイム」収録観覧

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