ＷＢＣが始まり、連日テレビ中継にくぎ付けになっている。伊藤、近藤、ダルビッシュ、大谷―。侍ジャパンには、日本ハムとかかわりの深いメンバーが４人いる。彼らに注目しつつ、世界最高峰のプレーを楽しませてもらっている。

　ペナントレースとは違った緊張感が画面越しにも伝わってくる。オープン戦に臨んでいる日本ハムの選手も、代表の試合が気になっている様子。１２日のオリックス戦（京セラドーム）で先発する上原に尋ねると、声のトーンが上がり「めちゃくちゃ見ています。最初から最後まで。トイレに行く暇もない」と笑って教えてくれた。

　プレーヤーとして侍戦士に感情移入する部分もあり、血がたぎるようだ。「めちゃくちゃ影響されています。同年代もいっぱいいるし、身近な選手も多い。あれだけいい選手が揃う代表も珍しい。見ているだけでこっちのモチベーションが上がってくる」。同じプロでさえ、胸を躍らせる戦い。未来に語り継がれるかもしれない一瞬を、見逃さないようにしたいと思っている。