万波 オープン戦第3号 清宮に並んで12球団トップタイ ペッパーミルパフォも披露
■オープン戦 日本ハム5-4阪神(3月11日、甲子園)
狙い澄ました一発 五回2死三塁でスライダーを左翼スタンドへ
日本ハムの万波中正外野手(22)が11日、阪神とのオープン戦に「5番・一塁」で先発出場し、清宮と並んで12球団トップタイとなる3号左越え2ランを放った。壮行試合でサポートメンバーを務めた未来の侍候補は、チームメートから促され、WBCで話題の「ペッパーミル・パフォーマンス」を決めた。
逆転した直後の五回2死三塁。阪神の先発・桐敷が投じたスライダーを「待っていました」と豪快に左翼スタンドへ放り込んだ。聖地甲子園での一発に「やっぱりいいですね、ほんと。つくづくいい球場だと思う。最高でした」と笑顔がはじけた。
サポートメンバーで侍ジャパン壮行試合も経験
ベンチに戻ると、WBCで大活躍中のヌートバー(カージナルス)が得意とするコショウひきを回すしぐさを模したパフォーマンスを披露。「みんながやってたので、僕の発案じゃないっす。みんな興奮してるんじゃないっすかね。ああいう試合を見て」と内幕を明かした。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今月3、4日の侍ジャパン壮行試合・中日戦(バンテリンドーム)にサポートメンバーとして参戦。大谷、ダルビッシュら超一流選手と交流し、4日の試合では、鮮烈な中越え本塁打を放った。
世界を席巻する大谷から刺激 レギュラー奪取の先に日本代表入りも見据える
大谷の打撃練習を間近で見学し、オフの取り組みの一つでもあった「まず強く振るとか強い打球を打つ」ことの大切さを再認識。「シンプルにそこを突き詰めてるのが大谷選手かなと思いましたし、やっぱり速い打球、遠くに飛ばす。もっとちゃんとやっていきたいと思えるようになったし、本当にさらに野球に対するやる気が出ました」とモチベーションが高まった。
大きな刺激をくれた侍戦士が出場するWBCは、もちろんチェックしている。「大興奮でしたね。最高っす。あらためて、本当にすごい選手とやらせてもらってたな」と感慨深げ。「レギュラーは大前提としてもっともっと上を目指して、いつか今の皆さんたちと同じユニホームを着られたらなって思っちゃいました」と目を輝かせた。
一塁の守備にも挑戦中 伸び盛りの22歳がさらなる進化を期す
本職の外野だけではなく、一塁守備にも挑戦中。勢いそのままチームで定位置を奪取し、球界を代表するプレイヤーへ駆け上がる。