《SHINJOの信条》こういうゲームをものにしていくのをファイターズの野球に
■オープン戦 日本ハム5ー4阪神(3月11日、甲子園)
―試合後、自ら口を開き
「きょうは何か、いい試合でしたね。最後ピッチャーが踏ん張ってくれて、ああいう1点差のところで七、八、九(回)来てほしいなって思っていて。こういうゲームをものにしていくっていうのをファイターズの野球にしていかないといけないから」
―田中正を後ろで使った。
「良かった良かった。こう、バッターが打ちにいった時にボールが半個分くらい伸びていくから〝来た〟って思って振ったら、当たらないっていうボールを投げている。まあ、当たってもファウルかな。真っすぐ、真っすぐ、真っすぐでファウルね。行っといての一回落として目線を下にやっておいて高めでも勝負できるピッチャーかなと思いました」
―九回も含めて可能性はあるか
「うん。石川君がよく真っすぐが昔に戻らないって言うけど、そんなんじゃなく、新しい石川君をつくっていけばいいんであって。前のね、取り戻そうとか別に思わなくていい。新しいニュー石川を自分でつくっていって。抑えたらいいんだから。まあ打ちづらいですよ。あのボールは。ガントに関してはちょっとまだ2回じゃね。でもゴロを打たせるテクニックがあるだろうし、経験もあるし、次の登板が何回投げるか分からないけど、(先発)ローテーションに入れていきたいっちゃ入れていきたい。そのへんは、金村君もちょっと面白いし。まあ、開幕までに決めていきたいなと思います」
―万波が3号2ランを含む2安打
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「ね。あの(八回の)見逃し三振も別にいいっすよ。まあ変化球を張ると決めて。ホームランも変化球を待って一発で仕留めたのなら、かなりの成長ですよ」
―去年もこの時期に打っていた
「いやいや全然違う。結果どうこうではなく、打席の雰囲気と左肩の開きがなくなった。たまに低めのボール球を去年みたいにスイングするけど、違うんすよね。体が流れずにしっかりこう、悪いスイングでも、悪くないスイング。あれができてるからホームランになってるわけであって」
―去年はモグラみたいに打っていると言っていた
「今年はずーっと同じフォーム。彼は何かを身に付けて、それをやり通そうとしてやってるんで」
―万波を使うポジションが難しい気がする
「…ね?いろいろ試しながら。4番は決まってる、って言ったけど、ポジションは言ってないからね。意外とね、ちょっと清宮君も試していきながら、サードを。万波君のファーストもなかなかできてるし。板についてきたら面白いかな」
―矢沢が(五回無死一塁で)ヒットを打った時に(監督が)悔しそうだった
「エンドランを出したかったんすよね。あれがボールになったら、エンドランを出そうと思って。悔しくはなかった(笑)あれが一、三塁になってくれたらって思って」
―一塁走者をスタートさせようとしたのか
「やっぱ、スピードある野球が僕好きなんで。江越君、矢沢君、五十幡君っていう(走者を)松本君が返していく。4番、5番とね。足で点を取れるって、やっぱね、向こうもめちゃくちゃ嫌だろうし。守備のプレッシャーにもなるから。プレッシャーをかけられるバッターっていうのは、やっぱ不気味ですね」
―オーダーが悩ましい
「いや、悩まない、悩まない。ピッチャーによってね」
―清宮と万波を一緒に使うのは難しくないか
「ピッチャーによってかなあ。いかな。石井君も良くなってきたからね。スタメンじゃなかったら、めちゃくちゃ悔しがってるし」