二刀流ルーキー矢沢 逆転を呼び込む同点タイムリー 開幕スタメンへ好調バットに陰りなし
■オープン戦 日本ハム4ー2オリックス(3月12日、京セラドーム大阪)
六回1死一、三塁で右前へ同点タイムリー 直後にチームは3点を加点
投打二刀流ルーキーの勢いが止まらない。日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手兼外野手(22)が12日、オリックスとのオープン戦に「1番・DH」で先発出場。1点を追う六回に逆転劇を呼ぶ、同点適時打を放った。
6回1死一、三塁で迎えた第3打席。相手先発・黒木が投じた初球の直球を振り抜くと、打球は二塁手の頭上を越えてライナーで右前へ。「全球種を待ちながら、コンタクトしにいきました。(狙い球は)特に絞らず、反応でという感じですかね」とうなずいた。
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好走塁も光った オープン戦打率は・381と好調をキープ
足でも魅せた。続く五十幡の右翼線三塁打で、一塁から快足を飛ばしてホームインした。前日11日の阪神戦でも、松本剛の同じような打球で一塁から一気に生還。「きのうもスタートが良かったんですけど、ちょっとギャンブル的だった。『きょうは打球判断を少し時間をかけてやっていいよ』という話が(データ分析担当兼走塁コーチの)代田さんからあったので、余裕を持ってスタートをしました」。助言を生かし、好走塁につなげた。
オープン戦で打率・381(21打数8安打)と好調をキープ。「1打席目より2打席目、2打席目より3打席目というふうに、良い打席を回を重ねるごとにできている。あとはしっかり準備の部分。データを見たり、映像を見たり、良い準備ができているかなと思います」。目標の開幕スタメン入りへ、猛アピールを続けている。