ファイターズ
上原 開幕ローテぐいっ 先発し4回を無四球の4安打1失点
■オープン戦 日本ハム4-2オリックス(3月12日、京セラドーム大阪)
二回に先制点を献上も後続きっちり 女房役の伏見とも好相性
残り2つのイスをたぐり寄せる。日本ハムの上原健太投手(28)が12日、京セラドームで行われたオープン戦のオリックス戦に先発し、4回4安打1失点と好投した。四球を与えず、最少失点で切り抜けたことに意味があり「テンポとコントロールを一番気にしていた。細かい高さとか、修正は必要ですけど、全体的には良かった」と好感触を口にした。
昨季までオリックスでマスクをかぶっていた伏見にリードを任せ、投球に集中した。二回に連打で先制点を許したが、慌てなかった。低めを突いてゴロを打たせ、後続を断った。「僕は要求されたところにコントロールすることだけを意識すればよかったので、楽に投げられた」
新たな引き出しも見いだした 建山コーチも絶賛「キャンプから見ていて一番の内容」
四回には強打者の森に対して、初球にチェンジアップを選択した。これまでの引き出しになかった発想で「ボールになったんですけど、ここでチェンジアップかと。ありだな、これはちょっと面白い」と舌を巻いた。決め球にカットボールを使うケースも多く、新しい組み立てのパターンが見えた。