五十幡 2番でV打 矢沢との超速1、2番コンビ機能
■オープン戦 日本ハム4ー2オリックス(3月12日、京セラドーム大阪)
同点の六回1死一、二塁で勝ち越しの2点三塁打 矢沢の同点打に続いた
日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が12日、京セラドームで行われたオープン戦のオリックス戦に2番で先発出場し、勝ち越しの2点三塁打を放った。1番に入った矢沢宏太投手兼外野手(22)との超速コンビが機能。しぶとい打撃と足で相手に脅威を与えた。
矢沢の同点打が飛び出した直後の六回1死一、二塁。追い込まれてからフォークをすくい上げ、右翼線に運ぶと、俊足を生かして悠々三塁に到達した。今季オープン戦の初打点が決勝点となり「三振が一番がっかりするし、チーム的にも辛いところ。なんとか食らいついて、後ろに回そうという考えが結果につながってよかった」と静かに喜びをかみしめた。
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2番の役割を十分に理解 中大の同級生・侍ジャパン牧から刺激も
2番は大学時代にも数多く経験し、違和感はない。バントやエンドランなど、さまざまな作戦も想定されるが「思い切るとこは思い切って、冷静になるとこはしっかり見て。難しいというか、考えるところはありますけど、そこだけ」と受け止めている。
現在、中大の同級生で親しい間柄の牧(DeNA)が侍ジャパンのメンバーに入り、WBCで本塁打を放つなど、大活躍している。当然、五十幡も試合はチェックしており「打っても全然おかしくない。驚きはしないですけど、刺激にはなる。負けていられないという気持ちは、うれしさと同時にある」と闘志をかき立てられている。
けがに泣かされた過去2年シーズン プロ3年目での本領発揮を期す
過去2年はけがに泣かされ、戦力になれなかった。正念場と位置づける3年目。絶対的な武器を持つ男は、ため込んだ悔しさを全て放出し、ブレークにつなげる。