ファイターズ
《ハム番24時》3月12日
決意の〝残留〟だ。鎌ケ谷の2軍施設にある選手寮「勇翔寮」には、主に高卒5年、大卒2年以内の育成対象選手が入居している。今季大卒3年目を迎えた育成右腕・斉藤は、通常であれば昨季終了後に退寮となるはずだった。しかし「(寮を)出られる立場じゃない。出ても意味がない。やるしかないので。自分でお願いして、残らせてもらいました」と、野球に打ち込む環境が整った寮生活の延長を選んだ。
12日は2軍教育リーグ西武戦(鎌ケ谷)に3番手で登板し、1回⅔を無安打無失点、4奪三振を奪う快投を見せた。「1、2年目とは懸ける思いが違う」と、支配下昇格へ必死のアピールを続けている。現在、日本ハムの支配下選手は67人。上限の70人までまだ余裕がある。斉藤が「勇翔寮」を離れ、エスコンフィールドのマウンドに立つ日を楽しみにしたい。