札幌MF小林 移籍後初ゴール! ハードワークからの一撃に「オマケみたいなもんです」
■J1第4節 札幌2―0横浜M(12日、札幌ドーム)
相手GKへ激しくチャージ 奪って無人ゴールへ 得点後はゴール裏で右拳突き上げ
札幌ドームの1万7509人を熱狂させた。北海道コンサドーレ札幌のMF小林祐希(30)が横浜F・マリノス戦で、前線に入って今季初先発を果たすと、移籍後初得点をマーク。記念すべきゴールは「オマケみたいなもんです」とおどけた。
ハードワークからつかんだゴールだった。後半32分、横浜MのGK一森純(31)へのバックパスにプレスを掛け、ボール奪取。あとは無人のゴールに流し込むだけだった。ネットを揺らすと、そのままゴール裏に向かい、大きくジャンプして右拳を突き上げた。
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1トップからトップ下へ動いて相手DFを幻惑 0トップの役割全う
0トップの役割を全うした。11日の全体練習でこの位置に入り、練習中にはミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)から指示を受ける場面が見られた。「1トップのイメージでは入っていない。トップ下のイメージで入っている」という。1トップの位置からトップ下へ降りていくことで、相手の両CBが小林に付いてくれば、後ろにスペースが生まれ、他の選手が裏を狙いやすくなる。「イメージとしては(小柏)剛か俺のどっちかがトップ下に入る」という戦術だった。
この日は前線からのプレスがハマり、危なげない試合運びができた。小林は「今日はハマったからいいけど、ハマらなかったときに何か変えなきゃいけない。90分うまくいくゲームばっかりじゃない」と、しっかりと足元を見つめた。
試合後には「すすきのへ行こう」の大合唱も、目の前で初めて体験。「あれ、どういう意味なんですか?」と逆取材し、意味を知ると「じゃあ、待ってまーす!」と陽気にスタジアムを後にした。